十六話 ページ18
鬼殺隊に入ってから1年が経つ頃、私はとある任務に来ていた。
そこは貧しい人達が住む所で、大人も子供も皆身体が細い。
『貧富の差が凄いよな……この時代って』
まぁ、江戸も貧富の差はあったけど…
『というか、こんな所に鬼が出るのか?柊』
柊「ソノ情報ガアル!ツベコベ言ワズニ鬼ヲ探セ!」
そう言って私の頭の上で騒ぐのは、私の鎹鴉である柊(ひいらぎ)だ。皆の鎹鴉は比較的大人しいのに何故私のだけこんなに横暴なんだ…?
『いやまだ昼なんだからいるわけないだろ……』
そう、今はまだ昼なのだ。普段は夜に到着することが多いが、今回は出発したのが朝早かったので、昼に着いた。
『全く…こんなに早く着いてどうしろって(ドンッわっ!?』
ため息をついていると、考え事をしていたせいか前から来る子供に気付かず、ぶつかってしまった。
『すまない、お嬢さん。前をよく見ていなかった……怪我は無いか?』
?「う、うん!ぶつかっちゃってごめんなさい、お姉ちゃん!」
そう言って、倒れそうになった少女を支えた手を掴み立ち上がる少女は、私よりも一回りほど歳下のようだった。
『いや、君に怪我がないのなら良かった。…ところで、一人なのか?昼間とはいえ小さい子一人だと危険だぞ?』
?「大丈夫!お兄ちゃん達がいるから!あのね、今日はね、お兄ちゃん達の手伝いに来たんだ!」
『それは偉いな!感心感心!』
言いながら少女の頭を撫でると、とても嬉しそうに笑ってくれた。可愛い。
?「寿美ー!」
少女の頭を撫でていると、少女の後ろの方から男の子の声が聞こえた。
寿「あっ!お兄ちゃん!おーい!実弥お兄ちゃーん!玄弥お兄ちゃーん!こっちこっちー!!」
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小石(プロフ) - 深月あかざさん» コメントありがとうございます!いや、自分でも中の人ネタは出していいものか悩んだのですが、個人的に聞いていて凄く気になっていたのでw (2020年1月3日 18時) (レス) id: cd112bea33 (このIDを非表示/違反報告)
深月あかざ(プロフ) - 杉田さんのことを出してくるとは...ww流石ですね!!w (2020年1月3日 18時) (レス) id: 1aaf81dffb (このIDを非表示/違反報告)
小石(プロフ) - 皆さんあけましておめでとうございます!これからも亀更新でやっていきますが、暖かく見守っていてください!今年もよろしくお願いします! (2020年1月1日 0時) (レス) id: cd112bea33 (このIDを非表示/違反報告)
小石(プロフ) - みょんみょんさん» そうですそうです!分かる人がいたwあの話凄い面白くて好きなんですよねー! (2019年11月30日 14時) (レス) id: cd112bea33 (このIDを非表示/違反報告)
みょんみょん - 二十七話のとこって、スタイリッシュチャーハンですよね? (2019年11月30日 11時) (レス) id: a2c93f41d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小石 | 作成日時:2019年9月21日 19時