俺、イルミのこと大好きだ!! ページ26
Aはそう言って電話を切る。
A) (…帰ってない?ってことは、あいつら、捕まって…)
イル) A、顔色ヤバいけど。大丈夫?
Aの顔を覗き込むイルミと目が合うと、Aは突然イルミに掴みかかった。
A) イルミ!!お前の、依頼人は、無事だったんだよな?!幻影旅団か?!
ゼノ達は1人もヤツらを殺ってないのか?!
イルミはAの必死さに少し驚いたあと、答える。
イル) …んー、多分ね。
父さん達がどんな依頼を受けたのか、細かくは知らないけど。
最重要目的は幻影旅団の頭を潰すことだったから、他のやつが目の前に現れてない限り、誰も殺られてないんじゃない?
A) (ゼノ達が殺ってなければ、旅団はほぼ無傷に近いか。俺が知ってる旅団メンバーは合計8人、もしくは9人。
あの時セメタリービルに集まって来てたのは何人だ?4方向位から音が聞こえていた気がする。
…あ、でも、既にビル内に侵入していたやつもいるかもしれない。
…もし、旅団が全員で来ていたとしたら?
その上、キルア達が捕まっていたとしたら?
キルア達の命は…)(( A、痛い。
Aはイルミの声で現実に引き戻される。
そして、乱暴に掴んでいたイルミの服を離して、整える。
A) …わ、悪い。
イルミ、俺を今すぐセメタリービルまで連れて行ってくれ!!頼む!
イルミはAを連れて、ゾルディック家に帰るつもりだった為に嫌そうな顔をした。
しかし、Aの必死な姿を見て、ため息をつく。
イル) …ハァ しょうがないな。
報酬は貰うからね。
A) !! ああ!ありがとう、イルミ!!助かる!
Aは効果音がつきそうなほど嬉しそうな顔をした。
イル) (あー、俺、こいつに甘すぎるな。)
_
その後、イルミはカルトとマハと別れ、Aを担いでセメタリービルまで走ってくれた。
セメタリービルは、まだ少し騒がしいがイルミが操った十老頭の呼びかけのおかげで、多くのマフィア達は脅威は去ったとして予定通り、競売に参加するようだった。
もう、周囲で戦ってるような音もしない。
A) …ヒソカも、居ないか。
イル) あいつに、何か用事でもあるの?
イルミはAの体を下ろしながらそう聞く。
A) ん、いや、さっきあいつに聞いておけば良かったなぁってさ。
…ま、いーや。ありがとうな!イルミ!!
Aは笑顔でイルミに抱きつく。
イル) !ちょ(( 俺、イルミのこと大好きだ!!
…は。
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シロ(プロフ) - 1章の字を間違えてました、すみません...。 (2020年2月10日 10時) (レス) id: 6110f6241d (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - 凜々子さん» 凜々子さん!!ありがとうございます!!一生から読み続けてくださり、その上嬉しいコメントも頂けて、感無量です!ちょっと本気で涙が出そうです!!私も私の作品に触れてくださっている読者さんが大好きです!!(迷惑だったらごめんなさい!) (2020年2月10日 10時) (レス) id: 6110f6241d (このIDを非表示/違反報告)
凜々子(プロフ) - 一章からずっと見続けてます!やっぱりとても面白いです!十星押しときました!これからも応援してます!めっっっちゃ好きです!(唐突の告白) (2020年2月10日 10時) (レス) id: 132cc7b19e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シロ | 作成日時:2020年2月5日 23時