彼は神の子悪魔の子 6章 (ページ40)

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場所分からねーよ。ページ40

Aは電話を切って、部屋に戻ろうとする。
すると、また一通の通知が入った。

A) なんだなんだ、新しいのに変えた途端皆かけてくるもんなのか？
…あ、なんだ、メール？
(あー、これ、前の携帯に入ってたから一応追加した番号…。。誰だっけな。)

Aは差出人をいまいち思い出せないままメールを開く。

"久しぶり！！覚えてるかな？
君の事だから忘れてそうだから一応言っとくね。
オレ、半年以上前にAに携帯の使い方を教えてあげたシャルナーク。"
A) (…あ、あいつか！いつの間に番号入れてたんだろ…)
"で、今ヨークシンシティってとこにいるんだけど、Aももし近場にいるなら会えないかなって♪
クロロについてもまた話したいしさ。
どう？"

A) …そっか、そういや、シャルナークはクロロとも知り合いなんだっけ。
(それにしてもヨークシンシティにいるなんて奇遇だな。やっぱすげぇ街なのかな、ここ。)
…クロロか。

Aは今はお金を稼ぐことで忙しく、色んな人に会える状況では無いのは察していたが、如何せん"クロロ"という言葉に惑わされそうになる。

A) んー、少しぐらいならいいかなぁ…。。
俺1億は稼いだしなぁ…。。
というか、またデスクワークなんて正直懲り懲りだ…。。

Aは少し迷ってから、シャルナークに返信した。

A) えーと、
"久しぶりだな、シャルナーク。
すっかり忘れてたけど思い出した。
俺も偶然ヨークシンにいる。
だから、会えなくはないと思う。
クロロの話とか聞きたい。
最近、あいつに会えて無いから。"
…こんな感じでいいよな？
メールなんて、キルアぐらいにしか送ったことねぇから緊張するな…。。

Aは少し緊張気味に、メールを送信する。
そして、今度こそ部屋に戻ろうとする。
が、すぐにまた返事が帰ってきた。

A) 早っ！？

"ヨークシンにいるの？
じゃー、ちょうどいいや。
オレ、この後地下競売で仕事してから明日まで暇だから。今夜10時位にセメタリービルで会えない？"

A) (思い出した。。…そーいや、こいつグイグイ来る感じのやつだったっけ。。)
てか、セメタリービル…？場所分からねーよ。
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レオ) さぁーいらっしゃい、いらっしゃい！！
条件競売が始まるよー！！
競売品はこちら！！300万相当のダイヤ！！
その店で買ったばかりの鑑定書付きだぜ！！

レオリオは街中で高らかに声を張り上げる。
キルアはすまし顔でダイヤを持つ係だ。