三十三話、本 ページ48
組合の構成員が力無く倒れた
中原「本の回収?一体何の事だ?」
中也の呟きに
A「一つ、心当たりがあります。昔耳にしたのですが、この世界の何処かに、書いたことが実現する白紙の文学書があるそうです。“本”とは、それのことでしょう」
Aは、拳銃を懐に仕舞う
A「組合が人虎の捕縛を我々に依頼したのも、人虎が白紙の文学書に何らかの関わりがあるのだと思います。そうでなければ、態々七十億も懸けて、あんな平凡な人間を捕まえようとはしませんから」
さり気無く敦に悪態を言うAに
中原「それじゃ、その本がこのヨコハマにあるって事か?」
A「その可能性が高いでしょう。組合は強敵です。それに加えて探偵社とも坑争は免れない…却説、最適解を探さねばなりませんね」
梶井「何か考えがお有りで?」
梶井の問いに
A「現段階では何も。この刺客はそこまで信用されてなかったようですから…この程度の情報しかないなんて…チッ…私はもう少し情報を集めます。作戦立案が終わり次第、首領に…」
森「その必要はないよ」
その声に全員が跪いた
森「コレが組合の刺客かね?」
中原「はい」
森は構成員の亡骸の前まで歩み寄る
A(だから此の人は怖いんだ…何もかも先回りして片付けてしまう…矢張り此の人は、私達、ポートマフィアの長なんだ…)
森は先程まで浮かべていた笑みを無くし、冷酷な光を瞳に宿していた
森「探偵社に組合、我々もまた困難な戦局と言う訳だ最適解が必要だね。探偵社も組合も…敵対者は徹底的に潰して…殺す。A君」
A「はい」
森「組合の殲滅の采配は君に一任する」
A「仰せのままに」
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りんりん(プロフ) - 神楽さん» 正解です!わざわざありがとうございます。嬉しいです! (2023年2月11日 21時) (レス) id: 67e2abf0c7 (このIDを非表示/違反報告)
神楽 - 花は,君影草。花言葉は「幸福が戻ってくる」。ですかね…? (2023年2月11日 20時) (レス) @page8 id: 41c526018a (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - 麗さん» ご指摘ありがとうございます!すぐに訂正致しました。これかもよろしくお願いします (2021年5月21日 12時) (レス) id: 67e2abf0c7 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 4ページ 確かめたくて の め が抜けています (2021年5月20日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - やっさんさん» やっと二期に入りました!長かった〜 (2020年12月29日 1時) (レス) id: 7fd268645f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんりん | 作成日時:2019年11月13日 20時