検索窓
今日:14 hit、昨日:8 hit、合計:169,065 hit

二話、序章 ページ3

〜執務室〜

樋口「A嬢!」

数時間後、執務室へ樋口が入って来た

A「樋口さん、これ、作戦の計画書です」

五枚程の資料を渡した。それを受け取り目を通した樋口は

樋口「成程、流石です。A嬢、早速芥川先輩にも…」

そう言い頭を下げ、執務室から出ようとした。だが

?「その必要は有らぬ」

声が聞こえ、その人物が入って来た。それを見たAは

A「兄様」

芥川の姿を確認したAは彼に駆け寄った

芥川「A、何時も済まぬな」

芥川はそう言い、微かに眉を下げた。だがAは首を横に振ると

A「いえ、その作戦は私も一応同行しますし、これが私の仕事ですから」

それを聞いた芥川は少々、考えた様子を見せると

芥川「…?Aが同行するとは聞いていないが」

その質問にAは

A「太宰さん対策です」

それを聞いた芥川は目を見開き

芥川「…!しかしA…お前は…」

Aは少々顔を伏せると

A「大丈夫です…多分…」

俯きながら不安そうに呟いた。そして芥川はAに

芥川「何かあの人に言われたら直ぐに尾崎幹部に言う事だ。僕も、成る可く側にいよう」

そう頭に手を置き言った。Aは顔を上げると

A「ありがとうございます、兄様」

安心した様に微笑んだ。すると樋口が

樋口「A嬢、そろそろお時間ですよ」

少々言いにくそうにそう言うと、Aは名残惜しそうに離れると

A「あ、もうそんな時間ですか…では、失礼しますね。これから、首領の所へ行かなければならないので。ではまた明日」

そう言い頭を下げた

芥川「嗚呼」

樋口「お休みなさいませ、A嬢」

A「おやすみなさい」

二人に挨拶したAは執務室から出て行った

〜四年前〜

太宰の前には、ぼろぼろの芥川とAが倒れていた。そんな二人を太宰が蹴飛ばした

芥川「ガッ!!」

A「…ッ!!」

何とかガードしたものの、既に体は限界を迎えていたそんな二人を見た太宰は

太宰「はぁ…何でこんな出来損ない二人が私の部下なんだか…」

そう言った。だが次の瞬間、目を疑う出来事が起こった

A「…兄様…?」

気絶し、動かない芥川を揺さぶるA。そして次の瞬間

ドゴッ!

そんな鈍い音がした。太宰が理解するのに、数秒掛かった。あのAが太宰を思い切り蹴っていた

太宰「グッ…!!」

太宰は軽くニメートル程飛んだ

三話、過去と現在→←一話、参謀



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (92 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
212人がお気に入り
設定タグ:文スト , 芥川龍之介 , 中島敦   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りんりん(プロフ) - 神楽さん» 正解です!わざわざありがとうございます。嬉しいです! (2023年2月11日 21時) (レス) id: 67e2abf0c7 (このIDを非表示/違反報告)
神楽 - 花は,君影草。花言葉は「幸福が戻ってくる」。ですかね…? (2023年2月11日 20時) (レス) @page8 id: 41c526018a (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - 麗さん» ご指摘ありがとうございます!すぐに訂正致しました。これかもよろしくお願いします (2021年5月21日 12時) (レス) id: 67e2abf0c7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 4ページ 確かめたくて の め が抜けています (2021年5月20日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - やっさんさん» やっと二期に入りました!長かった〜 (2020年12月29日 1時) (レス) id: 7fd268645f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りんりん | 作成日時:2019年11月13日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。