【文スト】 光の少年と闇の少女

十三話、残酷 ページ18

裏切り者とは、Aに任務を伝えに来た構成員だった。その構成員は

構成員「莫迦な！どうして僕が間諜だと…」

構成員がそう言うと、Aはニヤリと笑い

A「ポートマフィアの皆さんは、私の事を芥川幹部とは言わないのですよ。私には兄がいますから、紛らわしいでしょう？だから皆さん、私の事は嬢付けで呼ぶのです。裏切り者さん」

Aは黒蜥蜴達の方へ振り返り

A「頭は」

広津「此方に」

其処には縛られた男が気を失って居た。Aはその人物を一蹴すると

A「その者と間諜を拷問部屋へ運びなさい。そして姐様の班に回してください」

Aの指示で其々が動き出した。それを聞いた一人の構成員が

構成員1「な、なあ、A嬢ってあんなに無慈悲な方だったか？」

恐る恐る尋ねるともう一人の構成員は

構成員2「確かにA嬢は、ポートマフィアの構成員には、立場関係なくお優しい方だ。だが、あの方は裏切り者や敵には容赦なく残酷になられる」

するとAは芥川に

A「兄様、残りの建物を崩壊させます。手伝ってくれますか？」

そう聞くと、芥川は頷き、再びビルを壊し、その朝には、その建物は無くなって居た

〜ポートマフィア、首領室〜

A「以上を今回の任務の報告とさせていただきます」

Aがそう言い、部屋を出ようとすると

森「ありがとう。紅葉君の班からも、良い情報が回ってきているよ。ありがとう、下がって良いよ」

そう言われるとAは頭を下げ部屋から出て行った

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