二十話 或る爆弾 ページ22
太宰「助かったよ敦君、君が居なかったら腰からポッキリ二つ折りになるところだった」
土管の上に座りながら言う太宰に
A「元はと言えば、太宰さんが私の忠告を聞かずに始めたのが悪いんですからね」
太宰に追い打ちをかけるA
太宰「…それは…本当にすみませんでした」
太宰はAに頭を下げる。するとAが徐に立ち上がり
A「私は一旦社に戻ります。まだ仕事がありますので」
太宰「態々ありがとう〜！」
A「いえ、では失礼します。」
Aはペコリと頭を下げ、踵を返して帰って行った。そして敦は
敦「どうしてAちゃんが？他の同僚の方に、助けを求めなかったのですか？」
と、気掛かりだった事を太宰に尋ねると
太宰「電話したよ？死にそうなんだけどって、そしたら皆口を揃えておめでとうございますだって、どう思う？」
それに対し敦は
敦(でしょうね)
心の中で思いつつ、苦笑いをしていた。だが太宰はそんな事気にせず
太宰「全く…異能力者って連中は何処か心が歪だ…Aちゃんはちゃんと来てくれる優しい良い子だけどね！」
それを聞いた敦は
敦(異能力者か…)
と、昨日の事を思い出し乍ら口を開いた
敦「太宰さん」
太宰「ん？」
敦「武装探偵社の、所謂探偵の方達はやっぱり皆さん異能力者なんですよね？」
その質問に太宰は
太宰「そう、警察でも歯が立たない敵を倒す武装集団だ」
その答えに
敦「Aちゃんも、社員なんですよね？」
太宰「そうだよ、正真正銘の探偵社員だ。あの子も異能力を持っているからね」
敦「そうなんですね…」
太宰「Aちゃんだって、君を探偵社に推薦した一人でもあるのだよ？」
ニコリと笑って敦に告げる。だが
敦「…やっぱり僕は探偵社には入れません」
その言葉に太宰は
太宰「君も立派な異能力者じゃないか」
太宰の返答に敦は
敦「確かに、虎に変身するのは異能力ですが…僕はその異能力を全く制御出来ません。ただ無自覚に変身してしまうだけで…自分の意思で虎になる事は出来ないんです…だから僕が入っても、何の役にも立たないと思います。」
そう言うと、敦は立ち上がり
敦「有難いお話ですが…すみません…」
そう太宰に頭を下げる
敦「折角、Aちゃんにも誘って貰ったのに…ガッカリさせちゃいますかね…？」
ショボンとしている敦に
太宰「これから如何する心算だい？」
真剣な声色で太宰が敦に問い掛ける
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りんりん(プロフ) - やっさんさん» レス、出来なくてすみません！夢主ちゃんも偶にボケさせようと思っています。それも楽しんでくれると幸いです！ (2019年10月14日 21時) (
レス) id: 7fd268645f (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - やっさんさん» コメント、ありがとうございます！こっちは全然被害もなくて、少しワタワタしたくらいです。続編に行きましたので、そちらも更新していくので、是非見てみてください！ (2019年10月14日 21時) (レス) id: 7fd268645f (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - りんりんさん» 更新があり、とりあえず台風を無事にのりきったようで、、なによりです。被害が大きかっ為、心から喜ぶわけにはいきませんが。続編もどんな漫才が飛び出すか楽しみ♪♪です。ところで、ポートマフィアに謎の人物が... ??面白くなりそうです♪♪。 (2019年10月14日 21時) (レス) id: fd24bdc7a6 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - りんりんさん» ... 汗。太宰さんだけでも、大変なのに、夢主ちゃんまで、ボケれば、国木田さん、ノイローゼになりそうですね(苦笑)。しーらない 逃げっ。笑。 (2019年9月27日 12時) (レス) id: fd24bdc7a6 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - やっさんさん» ありがとうございます♪自分でこうだったら面白いかな？とか考えながらやりました！偶に夢主ちゃんもボケる予定です♪ (2019年9月20日 23時) (レス) id: 7fd268645f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんりん | 作成日時：2019年9月9日 21時
