その女、帰宅 ページ14
パスタを取りに行き帰ってくるともうあの二人は此方を見ていなかった。
当たり前だ、まだ見つめてたら警察のお世話にしてやろうと思ってたからな。
パスタも食べ終わり、特に用事も無かったのでそのまま帰る。
『ただいまー』
もう癖になってしまった言葉を何時ものように呟くと荷物を持ったままリピンクに行きそこそこ大きいソファにドカッと腰掛ける。
そこで上着を脱ぎぽい、と放ると机の上にあるリモコンに手を伸ばしテレビを付ける。
丁度昼ドラの時間らしく、画面には修羅場と化した場面の真っ最中だった。
＿女って怖いなぁ。
まぁ、女装してる奴が言うのも可笑しいが…
とりあえずポケットからスマホを出してtwitterを開くとまたフォロワーが増えていて我ながら凄いよな、と他人事のように思えばいつものように他のフォローしている人のツイートを見て回る。
＿へえ、この二人が婚約ねぇ。
＿あ、新商品。凄そうだなー
＿ふーん、ライブやるんだ。
そんな調子で次々と見ていく。
次に開いたのは同じ歌い手として尊敬はしている人のページ。
白い可愛らしい絵が掛かれたアイコンの下には【まふまふ】という文字が。
最近のを見ると30分程前にツイートがしてあった。
基本私は通知をオフにしているから、フォローしている人がいつツイートしたかなんて分からない。
その30分前に呟かれた内容を見ると、どうやらアニメイトでまふてるグッズを買ったらしい。そして、そこにはそらるさんも同行したようだ。
そーいえば今日行った所もアニメイトあったよなーなどと思いながらなんとなく下にスクロールしていく。
そしてある画像で手が止まった。
＿＿＿
今日は髪を染めたぞ！最近寒くなって来たから冬をイメージして少し銀色っぽくしてみた！
[＿画像＿]
＿＿＿
ん？この髪色と顔どこかで……
『あ、ああーー！え？！嘘？！』
その画像はあの地下の飲食スペースで此方を見ていた男と瓜二つだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 694人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白龍(プロフ) - 望月さん» な、なんですと…！？あ、ありがとうございます…！！はい、更新頑張ります！ (2017年12月13日 23時) (
レス) id: a7ad8e0925 (このIDを非表示/違反報告)
望月 - 最初から最後まで繰り返し何回も見てます！とっても面白いです！更新頑張って下さいっ！！ (2017年12月13日 20時) (レス) id: 8b4b4af29a (このIDを非表示/違反報告)
白龍(プロフ) - 愛渚さん» あぁ、なんかごめんなさい…((・д・ ))ｱﾜﾜ ありがとうございます！頑張ります！ (2017年11月30日 21時) (レス) id: e87921af44 (このIDを非表示/違反報告)
愛渚 - パンケーキ食べたくなりました(´^` これからも頑張って下さいね更新待ってます (2017年11月30日 19時) (レス) id: 702834c284 (このIDを非表示/違反報告)
白龍(プロフ) - りなさん» あ…すみません、ご指摘ありがとうございます！すぐ直します！ (2017年11月24日 21時) (レス) id: e87921af44 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白龍 | 作成日時：2017年11月4日 1時
