【 歌い手 】ガチ恋こたぬきの義兄は 、あほの方でした 。

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ひぃえ 、ちょっと待って … ？？



知らないうちに寝てしまっていたと思い 、目を開けると 、誰かに抱きかかえられている感じがした 。



恐らくだけど 、寝てしまっていた私を部屋まで運んでくれたのか 。



ちょうどドアノブに手をかけていて 、部屋に入ると 、ゆっくりベッドに下ろしてくれた 。



起きているとバレないように 、目を瞑ったままでいた 。



「 ふふ 、」



まって 、推しがほんとに尊い 。
私が寝てる状況見て笑ってる 、？？ 何故かはわかんないけどすき 。



すると 、ふいに頬に暖かい感覚がした 。吃驚して 、少し動いてしまう 。



「 っ … 、起きてる 、？ 」



『 ぅ 、 …… 起きてます 、』



そ - っと 、目を開けると 、口元を隠して照れているうらたさんがいた 。



「 …… 言えよ 、恥ずかしいじゃん 」



『 ひぃ 、ごめんなさい 』



やめて 、むり 、すき 。

上半身だけ起こし 、立ち上がろうとすると 、「 もう遅いし 、明日学校だろ 。」と言われてしまった 。



『 はい 、』と返事をする 。

中々 、部屋を出ていってくれないうらたさん 。なにか言い残したことでもあるのだろうか 。



『 あの 、何かあるんですか 、？』



「 ……… 一緒に寝ないの 」



ぼそ 、と何か言ううらたさん 。

少し離れていたからか 、はっきりと聞き取ることはできなかった 。



『 あの 、なんて 』



「 一緒に寝ないの 、って 、言った 。…… 付き合ってるんだし 、今は誰もいないからいいだろ 、」



むぅ 、と拗ねているような表情を見せながらそう答えた 。


うん …… はい … 、？？



い 、一緒に 、？？ 寝る 、？？？？



「 … 嫌なら 、いいけど 」



『 嫌なんて 、そんなこと … 』



「 じゃあ早く横になって 、!! 俺も寝るから 」



『 は 、はい …… 』

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