続1 ページ37
「そ、それは、太宰さんに送る為の...」
『開けて善い?』
「わ、私から渡させてください!」
『ちぇっ』
彼から箱を受け取り、少し躊躇ってから彼の眼を見て、
「.....誕生日...おめでとうございます....!」
『有難う。大好きだよ。』
彼は私の手首を掴み、チュッとリップ音を立てて接吻した。
「あ、あの....っ....ケェキを作ったんですけど...」
『本当かい?然し...私は甘いものが少し苦手でね』
「其れを承知してチョコレェトのケェキを作りました....善ければ...」
『善く解ってるじゃあないか。』
冷蔵庫から作っていたケェキを取り出して彼の眼の前に置く。
「お口に合えば善いのですが___?」
太宰さんは何も云わず、私を眺めている。
『......』
「ど、如何したのです?」
『あ。』
彼は口を開けて、じっと私の眼を見ている。
「え。」
『解らない?食べさせてくれ給えよ。』
「え、あ、はい...?」
『ほら。』
手ががちがちに震える中、フオクでケェキを刺し、彼の口へ運ぶ。
「ど、どうですか?」
『うん。美味しい...君が作ったのかい?』
「はい.....お口に合って善かったです。」
『あと...口にチョコレェトがついて居る気がするんだけど...』
太宰さんの口許を見ると、云う通りチョコレェトがついて居た。
「あ、今お拭きします....!」
傍に合った紙ナプキンを取ると、彼の口を拭おうとした。
『....要らない。』
「えっ?」
『口で取ってくれないと....ねェ?』
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続きは__遅れますが明日で....赦して下さい...
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桜深 奏(プロフ) - うどんさん» そうですか… (2018年6月6日 7時) (レス) id: 9f2d58895d (このIDを非表示/違反報告)
うどん(プロフ) - どうやら最新作にURLが上書きされてしまったようです…何度もすみません… (2018年6月6日 6時) (レス) id: d550fea9be (このIDを非表示/違反報告)
桜深 奏(プロフ) - 問い合わせフォームにURLを教えて欲しいと言えば教えてくださる筈です! (2018年6月6日 6時) (レス) id: 9f2d58895d (このIDを非表示/違反報告)
桜深 奏(プロフ) - 今見たのですが、ネットの方でも作品が見れないので、問い合わせフォームに行った方がいいかもしれません。 (2018年6月6日 6時) (レス) id: 9f2d58895d (このIDを非表示/違反報告)
うどん(プロフ) - できませんどうしましょうえっと (2018年6月5日 23時) (レス) id: dfb4fe35b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うどん | 作成日時:2018年5月22日 23時