後編(1/2) ページ20
「Aちゃん...遅い。」
Aちゃんが中也の処へ行って三十分。
遅い...
仕事も手につかない。
中也に何かされて居たら...
盗られる...
と瞬間思った。
何故私がAちゃんと何故恋人に成らないのか。
其れは
焦らすためだ。
Aちゃんが私を必要としてくれる日まで。
---
『手前は..俺に無理矢理されたと被害者ヅラしてろ!!』
「どんな無理難題ですか!!」
『黙ってやれ!!』
「なっ..!!」
太宰幹部が風呂に入ったのを見計らって私達は廊下に出た。
「あっ太宰幹部来ます!!」
『お、おう。』
太宰佐幹部が憂鬱そうな顔で出て来た。
四徹らしい。
私は六徹←
そして角を曲がった。
『行くぞ。こっち向け。』
「は、い」
太宰side
何か厭な予感がした。
私の嫌いな蛞蝓の声がする。
胸騒ぎがする。私らしくない。
チュ
とリップ音が聴こえた。
背筋が冷えて足早に角を曲がる。
「ちゅ、や..!!」
喉が渇いて声が出ない。
中也は此方に気付いてにやりと笑った。
まるで、私を嘲笑するように。
見たくなかった。
相手がAちゃんだったからだ。
確かに立場に於いて中也が無理にした事は明確だ。
だがAちゃんは満更でもなさそうな顔をしていた。
「っ___」
私にしか..見せなかったあの表情。
いやらしく鳴るリップ音と水音が、まるで雑音のように耳にまとわりつく。
厭だ厭だ厭だ厭だ!!!
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桜深 奏(プロフ) - うどんさん» そうですか… (2018年6月6日 7時) (レス) id: 9f2d58895d (このIDを非表示/違反報告)
うどん(プロフ) - どうやら最新作にURLが上書きされてしまったようです…何度もすみません… (2018年6月6日 6時) (レス) id: d550fea9be (このIDを非表示/違反報告)
桜深 奏(プロフ) - 問い合わせフォームにURLを教えて欲しいと言えば教えてくださる筈です! (2018年6月6日 6時) (レス) id: 9f2d58895d (このIDを非表示/違反報告)
桜深 奏(プロフ) - 今見たのですが、ネットの方でも作品が見れないので、問い合わせフォームに行った方がいいかもしれません。 (2018年6月6日 6時) (レス) id: 9f2d58895d (このIDを非表示/違反報告)
うどん(プロフ) - できませんどうしましょうえっと (2018年6月5日 23時) (レス) id: dfb4fe35b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うどん | 作成日時:2018年5月22日 23時