Page1前編『補佐役』 ページ1
最下級構成員から、私は幹部補佐役まで登り詰めた。
その理由は.....
『Aちゃん、これ纏めて於いて。』
「はっはい!!!」
太宰さんが好きだからだ。
でも太宰さんの前だと何時もドジをしてしまう。
「(い、今纏めた資料がどっか行った!!?)」
見回すと扉の前にある!
「良かったよかった!!あっ_____
ガッ
躓いた?
否
脚を掛けられた。
身体が宙に舞い、持っていた資料がぶちまけられる。
脚を掛けた本人、___太宰幹部を見上げると酷く冷たい表情をしていた。
『.....何...してるの?』
「ひっ....す、すみません!躓いてしまって!」
此処は躓いた。と云うことにしておく。
直後珍しく、太宰幹部は腰をおろし資料を集めて行く。
「そんな!私の失態ですので!召されている衣服が汚れて仕舞います」
『......部下の失態は私の失態でもある。そうだろう?』
優しい。
そう思ったのは一瞬だった。
「ガハ!!」
首に力が込められる。
必死にもがくが力は強まって行くばかりだ。
『....君が何にも出来ない足手纏いだから尻拭いが大変だよ。ねェ?』
「は、い....ッ」
『君さ、如何して幹部補佐に成ったの?』
それは....云えない。
「...........」
ぎり.....呼吸が乱れ、口からひゅうひゅうと息が漏れる。
『答えなよ。』
「そ、れは、太宰幹、部が、す、好きだ、からで、す」
太宰幹部は少し意外そうな顔をして、今にも意識を失い掛けている私を離した。
「ゲホッ....ゲホ...」
『よくできました。
___ご褒美をあげよう。』
336人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜深 奏(プロフ) - うどんさん» そうですか… (2018年6月6日 7時) (レス) id: 9f2d58895d (このIDを非表示/違反報告)
うどん(プロフ) - どうやら最新作にURLが上書きされてしまったようです…何度もすみません… (2018年6月6日 6時) (レス) id: d550fea9be (このIDを非表示/違反報告)
桜深 奏(プロフ) - 問い合わせフォームにURLを教えて欲しいと言えば教えてくださる筈です! (2018年6月6日 6時) (レス) id: 9f2d58895d (このIDを非表示/違反報告)
桜深 奏(プロフ) - 今見たのですが、ネットの方でも作品が見れないので、問い合わせフォームに行った方がいいかもしれません。 (2018年6月6日 6時) (レス) id: 9f2d58895d (このIDを非表示/違反報告)
うどん(プロフ) - できませんどうしましょうえっと (2018年6月5日 23時) (レス) id: dfb4fe35b0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:うどん | 作成日時:2018年5月22日 23時