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プロローグ ページ2
日が暮れはじめて空が真っ赤に染まっていく
髪が程よく揺れるほどのそよ風が吹く
緑が生い茂る山の上
意味もなくただ村を見下ろす
晩御飯の支度を始めた家が暖かい灯と煙を炊いてる
この風景だけで思い出してしまう
嫌な思い出
・
・
・
あの時の言葉を
瀧翔悟
「さよなら________」
『笑って』
あの火事の事件を
母
「逃げて!!早く!」
父
「A…生きろよ…」
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かすみ草の花束を持ってそう思った私は
山のてっぺんの墓場に向かう
いつかこの花言葉が本物になれば…
なんてずっと叶わぬ夢を見ながら
もういいか
なんて
自分の罪悪感から身を守りながら
心を置き去って私は小さく呟く
・
・
『…助けて』((ボソ
・
・
そう…願いながら______________
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2019年9月3日 19時