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記憶喪失って本当に存在するんだ中編 ページ9

だけど、僕のその声は1歩遅く届かなかった


A「…あ、ごめん」

銀「…アレ なんでAちゃん目の前に…」

神「ホチャァァァ!!」

銀「…君たちは誰だ?」

神「あ、ごめんアル」

「おいィィィィィィ!振り出しに戻ったじゃねーかァァァ!」


一瞬銀さんは記憶を取り戻した、だが神楽ちゃんの蹴りによって再び記憶が消えた


A「…お互い、世話のかかるリーダーを持ったわね…本当にリーダーなのかしら」

神「ほんとアル 手のかかる社長アル」

A「ふふ、銀さんに社長は似合わないね
なんせ普段がプー太郎でしょ?
そのキャラ似合わないから早く元の銀さんに戻ってくださいね」

「貶してんだかなんだか分かりませんよそれ」

A「失敬な 私なりの褒め言葉でィ」


理由(わけ)のわかってない銀さんに優しく微笑みかけるその姿はまさしく天使 朝、桂さんが会った時そんな話をしていた


桂「リーダー!新八くん!もしかしたら天使のとこに行けば何か思い出すかも知れないぞ!」


桂さんは真選組から逃げながら振り向きざまにそう言っていた

その時は誰のことを言っているのか分からなかった


でも…敵に天使と言われるくらいだから何か訳ありなのかと思って1つ気になることを聞いた


「Aさんって桂さんのこと追ってますか?」

A「…? 桂?私は別にどうでもいいのよ攘夷浪士なんて」

「え でもこの前…」

A「あー、だってそれは襲ってきたじゃん 別に人殺しなんて趣味じゃないのよ」


彼女の口からは警察とは有るまじきセリフがボンボン出てくる


A「それに私、悪いヤツをとっ捕まえるってのが仕事だけど、私の中の悪いヤツは攘夷浪士なんかじゃないんでねィ」



銀さんの見込み通りこの人は護ってあげないと何をしでかすか分からない


「あ、そろそろお兄ちゃん達帰って来ちゃうよ?早く帰んないとお兄ちゃんにこっぴどく説教されるだろうね」


話を逸らされた気がした、触れてくるな遠回しにそう言われた気がした。ここは大人しく身を引くべきなんだろう


神「それはまっぴら御免こうむるネ!新八帰るヨ」


それを知ってか知らずか神楽ちゃんはそう言った


「そうだね、長居しても悪いし じゃあAさんお邪魔しました!」

A「いやいや!こちらこそ何も出すものなくてごめんね」

神「A!また女子会してネ!」

A「もちろん!またねみんな」


優しい笑顔に見送られ僕達は万事屋銀ちゃんの方へと足を進めた

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結佳(プロフ) - 気になるから終わらないでよ(´・ω・`) (5月29日 0時) (レス) @page27 id: 3057047a96 (このIDを非表示/違反報告)
ぽちゃ - はじめまして!読ませていただいてます!とても面白いです!これからも応援してます!更新自分のペースで頑張ってください! (2021年7月30日 6時) (レス) id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゅち | 作成日時:2021年2月12日 19時

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