マフィアに買われた【旧双黒】

陸 ページ7

任務を終えて、私は与えられた部屋に着く

でもそこには太宰さんがいた。予想外の事で少しフリーズしてしまうが、もう一度目を向ける

そこには変わらず太宰さんがいて、にこにこ笑いながらベットに座っていた





『ぁ、太宰さんどうされましたか？』

「ふふ、そんなに怯えなくていい。私は君がなにか思い詰めとると思ってきたのだよ？」





太宰さんには凡てお見通しのようだ。私は太宰さんが居なければ部屋の隅っこで泣いていようと思ってた

なんだな見透かされているようで気分が悪い




「初めて人を殺したんだろう？たったそれだけじゃないか。マフィアに入るというのはそういう事(殺し)をこれから沢山していくんだ。もう覚悟は決めたんだろう？」






殺人…。私は警察に見つかったら殺されるのだろうか

覚悟は買われた時に決めたはずだけど、いざとなると曲がってしまう。そんな弱い根性




「何かあ合ったら私を頼るといい。いつも私は＿＿に居るよ」





そう言って太宰さんは霧のように消えていった

本当に不思議な人だとつぐつぐ思う








･








そんな生活が始まって早3日

やっとこの生活にも慣れてきつつある。そんな中私に命じられた任務は

《 中原中也、太宰治と共に小競り合いの制圧 》

だ。太宰さんは分かるが中原中也とは一体誰なんだろうか…？





この前教えられた、太宰さんがいる所に向かった＿＿＿＿

漆 ｰ太宰sideｰ→←伍

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