対:太宰治異能力者

伍 ページ6

言い直しても意味が無いようなことを言わても



「何をしたら良いんですか ？ 」

「何って普通に彼奴(太宰)の周りに犬をどんどん仕掛けるンだ」



其れって先ず私が太宰治を見付けないと行けないのか…？
どうして見つけ出そうと必死に考えていると



「あァ、太宰の位置は直ぐ特定出来るから俺がするから大丈夫だ」



見透かしたような、そんな声色で言う
この人真逆人の心が読めるのではないだろうか。


というか 直ぐ と言っている時点で凄い下に見ている気がする。だが私に頼むということはこの幹部でも殺せ…否 、倒せないということだろう
そんなことを私がやって大丈夫なのだろうか ？



「日時は〜〜〜…………で其れに俺も途中から行こうと思う」



最後の言葉がイマイチ聞き取れなかったが仕方が無い



そんな私の心の中は置いてきぼりで幹部は日時や作戦に関することを話していく
多分これを聞き逃したら、結構ヤバイのでは。内心焦りつつも顔はポーカーフェイスを保っている



「了解致しました。」



そう告げて私は席を立とうとする。だが其れを止める者が1人




「……これから飲むぞ！！」




今からなんと酔っ払い幹部と付き合わさせるそうです。
意外と下戸そうだけど大丈夫なのかな？









･









予想は当たり、この人は直ぐに酔った。



私が飲む前に幹部のワインが届いた為それを飲んだら直ぐに。
どうしよう……。タクシー呼んでた私の家に泊まってもらうか？
スヤスヤと眠っている幹部の前でどうしようと懸命に悩む



幹部の家なんて知らないし取り敢えず私の家に運ぶか…。



久しぶりにタクシーを呼んだ日だった




「はぁぁ」




タクシーの中で1つため息。幹部はぐっすり寝ていてたまに



「くそださい…ぜったいしなす」



と呟いていて笑ったのは言うまでもない

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