対:太宰治異能力者

壱 ページ2

私の名前は堺A。 私はかの有名なポートマフィアの構成員として日々働いている

そんな私だが、ただいま事件が起こった。それは＿＿＿マファア内で結構有名人とぶつかってしまったのだ

その名も中原中也幹部。お偉いさんです

言い訳になるが私は悪くない。歩いていたら相手がこっちに来て衝突したのである




『いったあ。マジ痛いんですけど…』




権力なんて知らん。前を向いていないやつは地位なんて関係ない

そう自己暗示をかけ喋る。幹部は相当怒ってるかなー？と気楽に思っていると…



「ごめんな … て言うか手前、見ない顔だな」



思ったよりも怒っていなかった。優しい人物なのだろうか

私は幹部に最近入ったと伝えた

すると、幹部は「だからか」と言い納得した表情を浮かべた

数秒後にこの人はとんでも発言をするのである




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「お詫びも兼ねて今日一緒に食べに行かねぇか？」



… は ？

初対面のやつにそんなん言えるとかどんな奴なんだよ …

心の中で反抗しつつも 『ありがとうございます 〜〜』と適当に返してやった






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時計の針が数時間進んだ時だった

約束なんか忘れてるのかな？と思いつつも帰る用意をする。生憎様此方も暇ではないのだ

もう準備も整い帰ろうとすると＿＿




「済まん！！遅れたな！」




走って来たのか息切れしていた例の幹部が居た

私は幹部の方に躰を向けて




『いえいえ全然ー 今から帰るところだったけどな』

と言った。但し心の声が最後にちょこんと漏れているが



「そうなのか！なら良かった」



相手は何一つ疑うことなく。耳が悪いのか最後の方を聞き取れなかったようだ




「じゃあ行こうか！」



その言葉に釣られて私の足取りも軽くなった

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