【短編集】彼らの色に染まらない？【合作】 (ページ46)

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信じない。誰も。【らいが担当】（死ネタ）ページ46

No.981
『緑色ってさキモくね...？』
No.983
『それな！』
No.993
『声も変だし...人見知りなら最初っから
実況者やるなっつーの』

次々と流れるオレのアンチスレ。

分かってるよ。
これはオレに向いてないって...。

てかオレはただラダオクンの
バックステージパスが欲しかっただけだから
いつ辞めても良いんだよ...。

でも、前に言っちゃったもん。

ラダオクンが辞める時にオレも辞めるって。

約束は...出来る限り守りたい。

...あれ？なんで、オレ泣いてるんだろう。

別に悲しくなんて、辛くなんてないのに...

「みっどぉ？なんで泣いてるの？」

「コンﾁｬﾝ...」

暖かい...優しい言葉...

凄くその言葉に甘えてしまいそうだけど...

だけど...

ピロン

No.1008
『周りに依存しすぎなんだよ。アイツは。』

.........あ...はは。

「みっ...どぉ？」

何でか笑いが止まらないなぁ...

何でだろう...

あれ...？足が...軽いな？

階段もリズミカルに登れる！

しかも...
運動が苦手なオレでもすんなり柵を
越えられちゃった。

嗚呼。
風が気持ちいいなぁ...

「みっどぉ！！！
何でそんなとこにいるの！！」

あれ？げんちょうがきこえる。

...ぼくをしんぱいしてくれるひとなんてもういないのに

あっ！けしきがうえにのぼってく！！

きれいだなぁ！

ういてるかんかくもある！！

たのしいなぁ！！！

っ！なんかこうとうぶがあついな...

あー...ちのいけができてるなぁ...

でもいいや！
きれいだし！！！

それじゃあ...ばいばい

「みどりくん...」

風に靡かれマフラーが揺れる。

俺はこの世界何度もループしている。

だから...何度もみどりくんの死を見ている。

どうにかして...みどりくんを殺さずに
ループから抜け出したいけど...

やっぱり無理だよな。

そうだ。

無理なんだよ。

...もっと、もっと美しい死に方を
追求して、最も良い形で...逝ってもらおう。

それが...最善策だよね。

END【狂気は伝染る】