【短編集】彼らの色に染まらない？【合作】 (ページ34)

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両片思い【sha 】(真珠担当) ページ34

私は人が苦手で、大きな声を出したりするのが本当に無理…

そんな私だけど、恋はしてます!!!!

同じクラスのイケメン、シャオロンくん。

みんなには不人気！って言われてるけど、クラス
のムードメーカーなんだよねw

今日くらい喋れたらいいな……

そんなことを思いながら教室の前に到着。

少し震えながらドアを開ける。

いつものようにうるさい教室。

『おはよぅ……』

ビビって声が小さくなる。

もちろんそんな声誰にも聞こえない。
まぁ目立たないからいいんだけど…

そんなことを考えながら自分の席に…………着きたかった。

『…どうしよう』

私の席にシャオロンくんといつも一緒にいるコネシマくんが座っていた。

いや、お願いだからどいて!?

そこ私の席なの!?

とりあえずこのまま座れなかったら嫌なので、意を決して声をかけることにした。

『ぁの、そこ、私のせき……だから、のぃて、くれなぃ…』

うん、ビビってめっちゃ小声になった。

そしてコネシマくんは私に気づかず大声で喋ってる。

もう諦めるか…

そう思い教室を出ようとした時だった。

sha「おい、コネシマ！」

いつの間にか後ろにいたシャオロンくんが声をあげた。

kn「おーシャオロン！どうしたんや!」

sha「どうしたんや！ちゃうやろ!?気付かへんの？Aが困っとるやろ！」

わ～シャオロンくんにさりげなく呼び捨てにされた～

まぁシャオロンくんはクラスの子みんな下の名前で呼んでるけどね、

ていうか私に代わって言ってくれた…よね？

kn「うわっ！ホンマや！すまんA！」

そう言い私に土下座する勢いで謝ってくる。

そういえばこの人も呼び捨てにする人だった

『だ、大丈夫……』(小声)

コネシマくんはそそくさと私の席から退く。

そして私はクルリと後ろを向いた。

『ぁの！ありがとぅ……』

言えた！

sha「おう、」

私はささっと自分の席に着く。

同時に先生が入ってきてHRが始まったが、そんなもの耳には入ってこなかった。

(やばい、シャオロンくんと喋れた！命日かな!?)

そんなことをもんもんと考えてました…

＿＿＿＿＿＿
sha視点

(やべぇ、Aと喋れてんけど!?声ちっさ、可愛い！)

彼らが結ばれるのは、また別のお話。