違和感 ページ32
【イルミside】
これは驚いた。
キル以外にアルカと対等になれる人物がいたとは。
モニターからアルカの部屋の監視カメラで見ていた父さんも母さんも大層驚いている。
シルバ「あの娘は何者なんだ。」
キキョウ「素敵ね!ぜひキルアちゃんかカルトちゃんのお嫁さんに欲しいわ!」
イルミ「あいつはヒソカが連れてきたやつだよ。
蜘蛛から盗んできたんだって。」
シルバ「さすがに蜘蛛を今敵に回したくはないな。
イルミ、彼女を帰してやれ。」
イルミ「わかったよ、父さん。」
と、俺はアルカの部屋に向かった。
重いドアが開くと仲睦まじく笑い合う二人。
イルミ「3時間経ったよ。
部屋から出て。」
そう言い放つと彼女はアルカに何か耳打ちをした。
それを聞いたアルカは満面の笑みで彼女に向かって笑った。
その笑顔は兄弟である俺ですら見たことがないくらい澄んだ笑顔だった。
少女をアルカの部屋から連れ出し、長い廊下を二人並んで歩いていた。
イルミ「ねぇ、君は一体何者なの?」
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作者名:きなこもち | 作成日時:2021年4月16日 17時