隠し事 ページ19
『っ…?!』
フィン「急にどうしたんだ、シャル。」
シャル「見せて。」
私が中々手を出さないでいるとシャルは無理やり右腕をグッと引っ張った。
シャル「やっぱり…。」
マチ「その手…?!」
そう。
Aの右手からは小指の爪が一つなくなっていたのだ。
ぽたぽたと血が滴り落ちている。
クロロ「説明しろ、A。」
『……言わなきゃダメですか?』
シャル「ダメ。」
『…これがだいしょうです。
あいてのねがいごとをなんでもかなえるかわりに、わたしがそのねがいごとそうおうのけがをおうことによってのうりょくがはつどうするんです。』
シャル「それはいつ怪我したの?」
『ついさっきです。
クロロがふるいほんがほしいっていったときです。』
パク「それは自分の意思でやるのかしら?」
『はい。
あいてのねがいごとがきこえたしゅんかん、あたまのなかにだいしょうがいくつかよぎってくるのです。
そのなかからひとつえらでじぶんでおこないます。』
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作者名:きなこもち | 作成日時:2021年4月16日 17時