披露 ページ18
【シャルside】
クロロ「目が覚めたか。」
シャル「おはよう、A。」
マチ「体調は大丈夫かい?」
パク「無理だけはしないでね。」
『ありがとうございます。』
クロロ「フェイタン、Aから事情は聞いたのか?」
フェイ「話してくれたね。
後のことは本人から聞くといいね。」
クロロ「A、話してくれるか?」
『はい。
……………(説明中)……………というわけです。』
クロロ「なるほどな。
Aには生まれつきの能力が二つあったということか。」
『はい。そういうことになります。』
シャル「その条件ってのは教えてくれないんだよね?」
『はい。ごめんなさい。』
シャル「謝らなくてもいいよ。
能力について言いたくないことは誰しもあるからね。」
と、フォローを入れた。
クロロ「その能力、双方とも見せてくれるか?」
『いまからですか?』
クロロ「ああ。」
『わかりました。
じゃあまずはなんでもねがいごとをかなえるちからのほうからいきますね。
クロロ、なにかねがいごとをいってください。』
クロロ「そうだな…。
じゃあ最古の論証本が欲しいな。」
いかにも団長らしいやと皆が納得した。
『…わかりました。』
その団長の言葉を聞いた瞬間Aの顔が少し引き攣ったのを俺は見逃さなかった。
『それじゃあ、いきますね。』
と、Aは団長の方を向いて合掌する。
すると団長の両手にはいかにも古そうな本が落ちてきた。
クロロ「これはすごい。」
パク「本物のようね。」
『じゃあつぎはかいふくのほうですね。』
シャル「ちょっと待って。」
『え、どうしたんですか?シャル。』
シャル「もえ、右手見せて。」
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作者名:きなこもち | 作成日時:2021年4月16日 17時