自己紹介 ページ11
広間にはさっきと同じメンバーが揃っていた。
ｸﾛﾛ「随分と仲良くなったんだな。」
と、手を繋いでいる俺たちを見てそう言う団長。
ﾏﾁ「シャル、あんたどんな手を使ったんだい。」
ﾌｪｲ「脅したに決まてるね。」
ｼｬﾙ「そんなことするわけないだろ！」
と、マチとフェイタンに大声で反論するとAの肩がビクッと震えた。
ｼｬﾙ「あ、ごめんね。びっくりしたよね。」
ﾊﾟｸ「シャルがお母さん化してるわ。」
ﾌｨﾝ「意外と似合ってるぜ。」
ｼｬﾙ「余計なお世話だよ。」
ｸﾛﾛ「それより、改めてどうした。」
ｼｬﾙ「実は彼女から能力について教えてもらったんだ。
俺の口から言うのもあれだから、ここは彼女から言ってもらおうと思って。」
喋れる？と聞くとAはこくりと頷いた。
『え、と…なまえはそちらのひとにつけていただいたものですが、Aともうします。
のうりょくについてのだいしょうはまだいえません。
でも、あなたたちにだいしょうをはらってもらうことはありませんのであんしんしてください。』
5歳なのにこんなに丁寧な敬語を使えるなんてすごいな、Aは。
ﾏﾁ「声可愛い…。」
ｼｬﾙ「マチ、それめっちゃ共感。」
ﾌｨﾝ「初めて聞いたな。」
ｸﾛﾛ「俺の名前はクロロ=ルシルフルだ。
クロロでいい。」
ﾏﾁ「アタシはマチ=コマチネだよ。」
ﾌｪｲ「フェイタン=ポートオね。」
ﾌｨﾝ「フィンクスだ。」
ﾊﾟｸ「パクノダよ。気軽にパクって呼んでちょうだい。」
ｼｬﾙ「改めて俺はシャルナーク=リュウセイだよ。
俺もシャルって呼んでくれると嬉しいかな。」
ｸﾛﾛ「ここにいる皆も全員呼び捨てでいいぞ。」
『わかりました。
よろしくおねがいします、みなさん。』
そうAがニコリと笑うと皆が目を細めた。
無論俺もだ。
『あ、あの…。』
ｼｬﾙ「A、そういうことはあまりしない方がいいかも…。」
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作者名：きなこもち | 作成日時：2021年4月16日 17時
