4話 ページ5
授業が終わり休み時間になるとAの席に２人のクラスメイトが来た。
「私、茅野カエデ！よろしくね渡部さん！」
緑髪にハーフツインの髪型をした女子生徒と
「僕は潮田渚、よろしく」
青髪ツインテールの可愛らしい顔をした生徒だった。
Aの視線は２人の髪に向けられている。
「え？渚ちゃんもしかして…地毛？いやヤバくない？遺伝子どうなっとるん？てかカエデ地染めした？」
先程は髪色に気を取られ地毛かどうかを見誤ってしまったが今回はじっくり髪を見たため地毛だと気づくことができた。
「あはは、地毛だよ、あと僕男…」
潮田は苦笑いをしながら答えた。
(へー男なんだ)
「わっ私も地毛！！」
慌てたように地毛だと主張するカエデにむかってAは言い放つ
「いーや、そんなんじゃウチは騙せないね！絶対それは地毛じゃない、カラーのしすぎで傷んだ髪が何よりの証拠よ！！」
Aは地毛やすっぴんを見分けることができるのだ。
「さ、最近ヘアケアをおこたってただけだよ！」
「ふーん、まぁそう言うことにしとくわ」
必死に否定する茅野に反論することに飽きたAはそこで引き下がる。
「所で渡部さんって何で転校してきたの？」
思い切ったように潮田が質問した。
「なんかぁ、前の学校良い男いなくてー、エリート高校なら男もエリートだと思ったんだけど意外と陰湿って言うか顔面も一回踏まれて固め直したみたいな顔の奴多いし、てか本校舎のイケメンって浅野くらいだよね」
Aのマシンガントークに押されつつも潮田はさらに質問を続ける。
「でもそれなら何でＥ組に？転校したばっかで落ちるってあんまり聞かないけど…」
遠慮がちに聞いてくる潮田にAは答える。
「あーそれね、誰が言ったのか知らないけどウチが援交してるって噂流れてるらしくてそのせいで落ちた的な？」
「そ、そうなんだ…」
予想も出来なかった答えに潮田はそう返す事しかできなかった。
その後、他のクラスメイトも集まりいつの間にか自己紹介会場と化していった。
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まゆ(プロフ) - 頑張ってください！ (11月25日 12時) (
レス) id: 808ea90ce0 (このIDを非表示/違反報告)
初心ちゃん(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございます！とても励みになります。これからも楽しんで頂けるように頑張ります！ (11月25日 0時) (レス) id: cbaef7a191 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - すごく面白いです！続き楽しみにしてます (11月24日 20時) (レス) @page5 id: 808ea90ce0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：初心ちゃん | 作成日時：2023年11月23日 2時
