検索窓
今日:4 hit、昨日:32 hit、合計:33,904 hit

甘えた ページ3

「なるせーー」




「なあにーー」




「暇」




「おれこれから配信なんだけど」




「しってるーーー、、」





水曜日、夜。





丸一日予定を入れていなかったので、
何かしてないと落ち着かないタイプの私は 一日の家事をほとんど終わらせてしまった。





強いて言うならこれからお風呂にはいって 洗濯機を回す程度。






要するに暇。ひまだーーーーーー。






既に察しのついている方はいると思うが、
水曜日 夜 、なるせは定期配信があるためあまり構ってくれない。






「ねーーーーぐりぐりしないでーー」






パソコンの前に座っているなるせの背中に頭を押し付ける。





やめてと言われてもやめない私を見越したなるせは
振り向いて私のあたまを抱え込んだ。






「ぉわ、ぐるしい、、」





「Aかーわい、ふふ」





「ぅ、かわいくない、、」





「かわいいから配信はじまるまで構ってあげる」





かまってもらえることが嬉しくてぱっと なるせの腕の中で顔を上げると、想像していたより至近距離で目が合う。





「ち、かい、」






焦って言葉が喉をつっかえる私に ふっと笑ったなるせが 小さくキスを落とした。





「急には、やめて、」





耳から顔にかけてが熱を持つのを感じながらなるせから逃げようとすると背中に腕を回されて膝の上に乗せられる。






「ね、ちかい、ほんとに、むり」






「きゃぱおーばー?」





「かおちかい」





「ちかいねぇ」





離してくれなさそうだし、余裕綽々ななるせに頬をふくらませてしまう。





「そんな怒んないでーー笑 かわいいね」





恥ずかしかったら肩に頭乗せていいよって。
お言葉には甘えてみたら もっと距離近くなって、心臓の音。
やだ。なるせ。





「めーーっちゃどきどきしてるね」





同じく私の肩に顔を埋めたなるせが言う。
どうにも否定はできない。





「はずかしい」





悔しくてなるせのおなかをぽこぽこ殴ると急に笑い出すなるせ。






「わーーごーめんって!!おこんないで!!笑」







なぐるのをやめた後もしばらく笑ってるなるせ。
なるせが楽しそうで私まで楽しい。






かわいいな。

.→←おはよう



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (83 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
490人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , nqrse
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

a - 解像度高くてセリフ全部本人の声で再生できました…🙏栄養価高くて助かりますありがとうございます…🙏 (2023年3月18日 2時) (レス) id: ab97ed42bf (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちゅ | 作成日時:2023年2月13日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。