【D!】隠しコマンドに恋なんて｡《os》

コマンド2 ページ2

そうだ。このゲームには広告がない。
元々課金ゲーだし、フリーのゲームでもないから広告なんて有り得ないのだ


だったら、このページはなんなんだ？
乗っ取られた？しかし、私のパソコン及びスマホ類は独自で開発したアプリをインストールしているため警備は硬いはず

何かのバグか？この前炭酸をこぼしてしまったからか？



思考をフル回転していると、突然声が聞こえてきた







???「なんや、偉い暗い部屋やなぁ｣






なんだ、どこから聞こえてきた？空耳か？





???「暗すぎてご主人様が見えへんわぁ。こっちやこっち｣




こっち？当たりを見渡すが人の姿はない




???「そのイヤホンから聞こえてるっちゅうことはここからやろご主人様｣




イヤホン？てことはパソコンからか？


そう思い広告が開いていたはずの画面を見ると1人の上半身が映っていた



???「やっとこっち向いたな｡こんにちわぁご主人様｣
「君は誰だ？｣
???「俺？せやなぁ隠しコマンドとでもいいし、固有名詞は｣



明るい茶色の長い髪を1本にまとめ、糸目のような細い目に歴史の教科書で見たトルコ帽

女性のように美しい隠しコマンド(その人)はニヤリと笑った



os「オスマン｡改めてよろしくご主人様｣



その何かを企んでいるような顔に私は顔を顰めた

コマンド3→←コマンド1

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す