3年A組---人質って...先生どうして---7 (ページ29)

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柊side

～回想～

進路相談室で景山に武智は茶封筒を差し出した

そして景山はその中身を確認した

景山「っ...！」

武智「それは支援金だ

入学すれば、もっと手に入る

桐生には別の要件で進めたが...桐生には断られた」

澪奈「Aにも...」

～回想終～

武智「何を言ってんだ

そんな事するわけないだろっ！」

柊「あなたは毎年一定数の生徒を豪翔大学に推薦入学させて、選手の活躍に"応じて"報酬を受け取っていた

でも、みんながみんな活躍できるわけじゃない

生き残れるのはほんのひと握りだ

じゃあ！他の生徒はどうなっているのか調べてみたら、あなたの推薦で入学した生徒の9割が

大学を1年で...退学してました

あなたは活躍した生徒に対して多額の報酬を貰う一方で、1年目に結果を残せなかった選手には"強制退部"、"授業料免除の撤回"など選手に苦しい契約を交わしていた」

もちろん上手くいけば景山も同じ目に遭っていた

武智「っ何でそれを...」

柊「彼女はそれを知ったからあなたからの誘いを断った

そして、あなたを訴えようとした！」

～回想～

景山「豪翔大学に行った先輩から全部聞きました

先生と豪翔大学が裏でどんな繋がりを持っているのか...

もうこんな事やめてください

それにこの事は少しだけ桐生Aも知ってます

と言うより」

武智「落ち着け、俺は...」

景山「もし、やめないならAと一緒に教育委員会に訴えます！」

武智「っ...」

～回想終～

柊「あなたは、それが明るみになる事を恐れて景山を陥れるフェイク動画をベルムズにそして桐生Aも金銭の事は別件でも知ってるそして景山に一緒に訴えてくれと頼まれたAの事もベルムズに...」

武智「ふざけるなぁ！！

死んだ生徒の言い分をそんなに信じるのか？

そんなの嘘に決まってるだろ！

はっ...なら、本当の事を教えてあげよう

俺は景山澪奈と桐生Aに言い寄られてたんだよ」

そんなくだらない事を騙り出した

武智「でも、そんなもの興味もない、あり得ないだからきっぱり断ったんだ

そしたら、今度はあの2人は君を頼るようになった

特に景山がだ

ははは...まさか...君は本気にしたクチか？

ははは...

だから、景山の言葉を鵜呑みにしてこんな馬鹿げた騒動を起こしたのか？

まるでピエロだな

君は騙されてたんだよ！

全部景山澪奈の妄想だぁ！！」