・怒りを込めて ページ10
甘露寺「Aちゃんはどうして鬼殺隊に入ったの?」
蜜璃は明らかに興味津々という感じで目を輝かせてAに聞いた。
聞かれた当人のAは今まで間髪入れずに淡々と答えていたのに対して初めて考えるような素振りを見せた。
A「…鬼が憎いから、です」
台詞のように流れてきたこれまでの言葉とは裏腹に少し怒りを込めたような声色を発したAに柱は少し驚いていた。
柱がいきなり黙ってしまったからかAは
A「申し訳ありません。
気に触るようなことを申してしまったでしょうか」
と謝罪した。
甘露寺「あっ、ううん違うのよ!」
冨岡「(Aが怒りを込めて)話したから驚いただけだ」
A「……………。
え、あの……あ、申し訳…」
胡蝶「ほら冨岡さん、Aさんが反応に困ってますよ。言葉足らずすぎるんです。
だから皆んなに嫌われるんですよ」
冨岡「俺は嫌われてない(切実)」
悲鳴嶼「冨岡………南無……」
冨岡「俺は……嫌われて…」
胡蝶「ますね」
冨岡「………(結構ショック)」
A「………」
いくらAといえど、この毒々しいやりとりにどんな反応をすれば良いのかわからないようで無表情のまま固まっている。
不死川「気にしなくて良いからなァ」
A「畏まりました」
やはりAは普通の会話となるといつも通りの無表情に戻ってしまうようだ。
光の無い目に戻ってしまった。
鴉「カァーッ!!」
変なタイミングで鎹烏が来てしまった。
鴉「時透無一郎!幻中A!
オ館様ガオ呼ビダ!本部へ行ケェ!!」
胡蝶「あら、任務でしょうか……。
お二人とも頑張ってくださいね」
A「ありがとうございます」
時透「行くよ」
本部に走り出した無一郎について行くようにAも走り出した。
甘露寺「無一郎君、うまくやってくれるかしら…」
宇髄「さあな、派手に年齢が近いからって理由だけで任されたし」
煉獄「とにかく、信じるしかないだろう!!」
柱の中の弟と妹のような存在である二人の背中を柱達は見守った。
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sayuri - イメ画うますぎ (2021年10月22日 11時) (レス) @page2 id: 08ede09a98 (このIDを非表示/違反報告)
みかんといちご - 鬼の昆布ww鬼さんそんなの持ってたの!?←人のお肉に飽きたかなっ☆めっちゃ笑いそうでしたww (2020年8月28日 22時) (レス) id: 085b083a26 (このIDを非表示/違反報告)
昆布の神(プロフ) - リュウさん» ありがとうございます!とても嬉しいです! (2020年5月2日 7時) (レス) id: aca7717c5b (このIDを非表示/違反報告)
リュウ - こんにちは!とっても面白いです! (。∀°)コンブゥ (2020年5月1日 22時) (レス) id: 34e5e3f3ce (このIDを非表示/違反報告)
昆布の神(プロフ) - 津鬼流さん» 良いですよ!昆布教へようこそ!あなたも私もこ〜んぶ♪コンブゥ(°▽°) (2020年4月21日 8時) (レス) id: aca7717c5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:昆布の神 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fullmoon721/
作成日時:2020年3月26日 12時