完璧少女は造られた【鬼滅の刃】第一章

・自主的 ページ29

甘露寺「ねえAちゃん、メンコで遊びましょう！」



宇髄「いやメンコは甘露寺が勝つに決まってるだろ」



甘露寺「え、どうして？」



宇髄「だって…」



伊黒「おい宇髄」



小芭内が恐ろしい目つきで天元を睨んでいる。



宇髄「なんでもねえわ」



当のAはというと蜜璃を見ていた目を今日だけ庭に運び込まれていた金魚に向けていた。

別に何も考えてはいないのだろうが金魚を見つめるその姿はただの幼い少女に見えた。



我妻「やだァもうAちゃん可愛いぃぃぃいい！！！！」



時透「いやちょっとねえ金髪、Aに近づかないでもらって良い？」



我妻「なんで！？」



無一郎がAに近づくと何にも興味を示していなかったAが反応するように反射的に無一郎の方を向いた。



甘露寺(あら、二人とも仲良いのかしら！
キュンキュンしちゃう！)



胡蝶「甘味が届きましたよー」



しのぶがお盆を持ってやって来た。

桜餅やおはぎなど、どこかの似た者同士の柱二人の好物もある←



不死川「食べるかァ」



実弥がおはぎを差し出すとAは普段なら断っているのだろうが今日はAは躊躇いながらも受け取り一口食べた。



A「……美味しいです」



自主的にAが行動した事に皆は驚きながらも、微笑ましくAを見ていた。

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