3.猫とお話デキール ページ4
*一松*
ここはーーーデカパンラボ。
一松はデカパンに
お願いをしに来た。
「猫とお話できる薬ダスか」
「うん……前みたいな…あんな感じの…
注射じゃないやつ……」
「ホエホエー あるダスよー
この薬を餌に混ぜるダス!」
「さすが……」
てかさ。
前には注射されたんだけど。
その時はそのタイプ、
出してくれなかったよね?
ついに……
ついに手に入れたぞ……
『猫とお話デキール』!
↑薬の名前
どの子がいいかな
最近やってきた新入り?
よく懐いてきてくれる
可愛いやつだし……
ああでもここはやっぱり
一番顔馴染みの
あいつか……
ふふ……
ふふふ、
そして。
いつもの路地裏に
やってくる。
「……おぉ〜い」
猫を探す。
「にゃぁーん」
いたっ……
「…グフッ」
↑萌え死
可愛い……
あれ?鼻のあたりに
ケチャップが……
気づけば周りには5匹程
集まっていた。
「にやぁん」
「んみゃぁー」
「にゃぁ」
「……天国かよ」
「あー、はいはい
みんなの分の餌ちゃんと
あるから……
あ、違う違う。お前はこっち
ちょ、爪立てんなよ……
あはっ、こら、よだれ垂れてる。
あぁ、お前はこの餌……
てかこの薬どんだけ入れるんだろ…」
まずは、1匹だけに
試す事にした。
「よし…… えと、
こん…にち、は…?」
「……」
シーン。
はっ、そんなすぐに効果は
でないか。
帰ろ。
立ち上がったとき。
『もう、帰っちゃうの?』
「!?」
確かに声が聞こえた。
薬を混ぜた餌を食べた猫が
喋っている。
『まだ遊ぼうよ、一松!』
ビクンッ
興奮で猫耳が生えた。
マジか…!?
こいつ……喋ってる?
たしかに他の奴らは
にゃーにゃー言ってるだけだし……
嘘だろ!?
「う……あ、…え?」
『一松今日何か変。
どうしたの?』
「いや……なにも……」
喋ってる!
デカパン博士最高かよ!
感謝永遠〜〜〜〜〜〜!
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