【羽化】�� ページ6
大きな窓から差し込む朝日、芳ばしいコーヒーの香り、快適な温度をたもっていた毛布の剥ぎ取られる音。
一気に流れ込んでくる情報と共に、優しい声がかけられた。
「ノワル、おはよう。そろそろ起きて。」
『んむぅ...。おはよ、ヒソカ。』
「よく寝れたみたいでよかったよ。髪梳いてあげるからこっちおいで。」
『ん...。』
まだ眠い目を擦りながらヒソカの方へと体を預けると、柔らかい櫛で絡んだ髪を解いてくれる。
結局昨日は泣き疲れて寝てしまい、瞼が晴れているのが分かる。
このヒリヒリ嫌いなんだよね...。
右手にオーラを少し集め瞼を覆い周辺皮膚の治癒をした。
ついでに髪も能力で治してしまえばいい話だが、ヒソカにやって貰うのは好きだから自分では治さない。
「本当に便利だねそれ。そんなものも治るんだ。」
『もちろん。少しのヒリヒリも、瀕死の重傷もなんでもござれだもん。』
「流石ノワル。髪、出来たよ。...うん、やっぱり綺麗だ。」
『えへへ、ありがとー。』
白毛玉からサラサラのふわふわに戻った私をじーっと見つめてよしよしと撫でてくれるヒソカ。
あー、たまには甘えきった生活もいいかも。
完璧な温度で差し出された、甘めのカフェオレを飲みながら、今日は何をしようかと考えた時、サイドボードに置かれた紙切れに気がついた。
『ねぇ、あれなーに？』
「これかい？200階クラスの観戦チケットだよ、キミが見たがると思って。」
『誰と誰の対戦なの？』
「ギド対ゴン、今日の3時からだよ。」
『へぇー。って...ゴン！？』
ゴンの名前を聞いた瞬間、盛大にむせた。
この短時間で念を覚えることは出来ても、さすがに実戦は早すぎはしないか？
何を考えてるんだろう、あのメガネさん。
...ゴンのことなら勝手に戦う約束しちゃった、とかありそうで怖いけど。
『また急だね...。』
「うん、僕もビックリしたよ。特別席だからよく見えるはずだし、一緒に行くかい？」
『うん、いく！』
「それじゃ、ブランチを済ませて会場に行こうか。」
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鬼マカロン - 続編楽しみです！！更新待ってます！ (2020年9月12日 11時) (
レス) id: c8c29494df (このIDを非表示/違反報告)
ユニ - 更新頑張ってください待ってます! (2018年12月4日 20時) (レス) id: f4bda40a71 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ11で、「強くなってほしい」が「強くなってほし」になっています。 (2018年10月21日 6時) (レス) id: 288d462176 (このIDを非表示/違反報告)
まっちー(プロフ) - 一からよみました！面白可愛くてハマった！更新まってまああああす！ (2018年10月9日 17時) (レス) id: 32a67d59b8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆともす(プロフ) - 主人公とっても可愛いですね(´∀`)更新待ってます〜 (2018年9月27日 3時) (レス) id: 0710793742 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぉれすと | 作成日時：2018年9月23日 4時
