【友情】 ページ17
｢...て、ノワル。おーい、おきてー。｣
『んむぅ......なぁに、ヒソカぁ...。もうちょっと。』
｢まったく、キミにお客さんだよ。｣
『ん？おきゃくさん？』
心地の良い眠りからゆさゆさと叩き起され、寝ぼけ半分で手を伸ばすとニヤニヤ顔のヒソカが引き起こしてくれる。
視界の端の時計をちらっと見るとまだ朝の9時。
もうちょっとゆっくりしたかったぁ。
今日は約束はなかったと思うんだけどなぁ。
『だーれー？』
｢おはようノワル！オレだよ、ゴン！｣
｢おせーぞ、ねぼすけー。｣
『ゴンとキルア！？...ちょ、ちょっと待ってて！』
扉の外から聞こえる声に飛び起きて、大急ぎでカツラとカラコンを装着。
2人の知ってるノワルの様相を整えて扉を開けると朝から元気いっぱいと言った感じのゴンと、待ちくたびれてむくれているキルアがいた。
正直ビックリだ。
心の準備が出来てなくて心臓がバクバクしてる。
『お待たせ！おはようゴン、キルア。急にどしたの？』
｢ねぇノワル。遊びに行こうよ！｣
『ふぇ？』
｢こっちに来てもらってから全然話せてなかったし、色々と話したいなって思って。｣
｢俺もゴンも暇になっちゃったしさ、ノワルがこっちに来た別件ってヒソカの試合絡みだろ？暇ならこの辺り案内してやろうと思ってさ。｣
皆でお出かけ！
すごく行きたいけど、私自身2人に対してどんな身の振り方をしようか決めかねている。
私が少し迷っていると、ゴンは変わらない笑顔で、キルアは少し照れたようにそっぽを向いて続けた。
｢でもオレは、ノワルと普通に遊びたいって言うのが本音なんだけどね！｣
｢それでいいんじゃねえの。理由なんて要らないだろ、その...友達、誘いに来るのにさ。｣
『二人とも...。ありがとう！ めっちゃ行きたい！』
｢ん、決まり。じゃあ支度してこいよ。先にロビーで待ってるぜ。｣
｢やった！また後でね。｣
『なる早で行くね！』
2人をいったん見送って扉を閉めると急に頬が緩んだ。
めっっっちゃ嬉しい！
すごくビックリしたけど、それ以上に嬉しくて嬉しくてにやけてしまう。
だってわざわざ2人が誘いに来てくれた。
距離感とか私が色々と迷ってる間も、2人にとってはちゃんと友達でいられた。
もう決めた、迷わない。
堂々としていよう。
私は、ゴンとキルアの友達だ。
『ヒソカ！私、今日友達と遊びに行ってくる！』
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鬼マカロン - 続編楽しみです！！更新待ってます！ (2020年9月12日 11時) (
レス) id: c8c29494df (このIDを非表示/違反報告)
ユニ - 更新頑張ってください待ってます! (2018年12月4日 20時) (レス) id: f4bda40a71 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ11で、「強くなってほしい」が「強くなってほし」になっています。 (2018年10月21日 6時) (レス) id: 288d462176 (このIDを非表示/違反報告)
まっちー(プロフ) - 一からよみました！面白可愛くてハマった！更新まってまああああす！ (2018年10月9日 17時) (レス) id: 32a67d59b8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆともす(プロフ) - 主人公とっても可愛いですね(´∀`)更新待ってます〜 (2018年9月27日 3時) (レス) id: 0710793742 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぉれすと | 作成日時：2018年9月23日 4時
