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夢の中の俺は、

ピシッとした、シワ一つない高そうなスーツに

高級なブランドの時計、

今まで履いたことないくらい

全然疲れなさそうな

先のとんがった革靴を履いてた。







紫の花束を持って、

落ち着きなく、誰かを、待ってたんだ。

高層ビルのエントランス前、

姿を現したその人の顔は見えないけど、

その人を見つけた俺は、

とてつもなく嬉しくて

愛おしい気持ちになるんだ。


「ごめんね、遅くなって」




その人は言う、

どんな顔をしてるのかわからない。

顔を覗き込もうとした瞬間に、










YG「やぁ、ジョングガぁ!起きろ!
いつまで寝てんだ!」

そう、いつものこのタイミングで起こされる。

JK「すいません、今行きまーすっ」




寝てたのはトラックの運転席で。

俺が着てるのはスーツなんかじゃなくて
“安心運送”って書いた作業着。

革靴じゃなくて
汚れて底が擦り減ったスニーカー。

持ってたのは花束じゃなくて、
握りしめた100円玉だった。






.執筆状態:完結










































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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , ジョングク   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:やきにくさん | 作成日時:2021年11月12日 2時

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