兄と彼氏 ページ3
ーー室長室
コ「うん、じゃあ今日から復帰ということで!アレンくん、またよろしく頼むよ!」
ア「はい!暫く空けてしまってすみませんでした、コムイさん。」
コ「気にしなくていいよ。それより…」
(ガチャッ)
完全復帰したアレンとコムイが2人で話していると、室長室の扉が開いた。
コ「…あら、バクちゃんじゃないの!またまたサボりですかな〜?」
バ「貴様もしつこいな!お前から受け取りたい書類があってだな…」
コ「はいはいはーいわかってますよ〜」
バ「…」
ア「バクさん!お久しぶりです」
バ「ああ、ウォーカー」
アレンとAが付き合い始めてから、彼とバクが直接会うのはこれが初めてであった。
バ「…Aのこと、任せたぞ」
ア「…はいっ!」
真剣な眼差しで返事をすると、バクは笑顔で大きく頷いた。
コ「…本当に良かったよ。ジョニーなんか特に、アレンくんの想いが実ってほしいってずっとソワソワしてたからさ。」
ア「そうだったんですか!…確かにジョニーは色々お見通しって感じだったもんなぁ」
コ「Aちゃんもアレンくんのお陰で、前よりも活き活きしてるというか。ここ数日は休んでいる君のもとへ早く帰りたくて、任務にも一層一生懸命だったんだよ」
バ「そうか…俺からも礼を言う、ウォーカー。まあ付き合うようになっても、あいつはまだまだ恋愛には疎い訳だからな。色々苦労すると思うが、頼んだぞ」
ア「はい。Aのことは必ず幸せにしてみせますから、バクさん!」
まるで妹が結婚したかのようだな、と笑いながら、バクはコムイから書類を受け取ると、室長室を後にした。
バ(大分頼もしい彼氏なもんだな…良かった。)
「…さて…
あとは蝋花に何て言うか、だな………。」
そう言って、バクは小さくため息をついた。
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みれい(プロフ) - すごく面白いです!アレン推しなので、アレン落ちの小説が少ないのですが、その中でもめちゃくちゃ好きです!更新楽しみにしてます! (2020年2月22日 16時) (レス) id: b87f86880a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナジカ | 作成日時:2018年1月31日 22時