「お嫁さんになって」え？最強になったらね「なったよ」 (ページ38)

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愛は人を殺すページ38

五条「A！おかえり！僕ちゃんと待ってたよ」

と腕を広げるとAから抱きついてくる

僕から抱きつくのがほとんどで、若干びっくり

あ「ただいま」

五条「おかえり。寂しかったよ」

とAの背中に腕を回す

Aが震えてるのがわかった

五条「どしたの？怖いことでもあった？」

あ「ううん。寂しかったの、とても」

五条「僕もだよ」

あ「うん…好きだよ、とっても」

とAからそんな言葉

普通ならとても嬉しい

五条「やんないの？」

と言うと、Aはビクッと驚く

五条「Aになら殺されてもいいと思ったけど…早くやんなよ」

あ「…なんで？」

五条「明らかに様子おかしいし、、、それに、手に呪力込めすぎ。そんなの分かるに決まってるじゃん」

あ「…っ」

五条「無限ないからいいよ」

というと、ハグしていたAが僕の胸を押して離れる

あ「そういうとこがウザイ。無理。何でかって聞けよ！」

五条「何でかって聞いてAは教えてくれる？大方、Aの中に入ってる伏黒の親父でしょ？」

あ「いつから知ってんの」

五条「うーん、最近？このAがいなくなってからかな」

あ「そっ…」

五条「で、殺さないの？」

あ「殺せるわけないじゃん…」

というと大粒の涙をこぼすA

久しぶりに見たな、彼女は強くなった、それから涙を見ていなかった

可愛いな、なんて思う僕は重症かもしれない

五条「最初はハニートラップみたいで、中の呪いが出てきてんのかなって思ったけど…Aでよかったよ」

あ「なんでわかんの」

五条「Aは人のために涙流せる人だからね。まさか僕のために泣いてくれるとは思わなかったけど～」

彼女が泣いてるので、フランクな感じで言ったらもっとわんわん泣いちゃうA

五条「よしよーし。僕がいるから大丈夫だよ」

あ「うんっ…とても頼もしい」

ちゃんと抱きしめるけど本当に小さくて脆くて

あんな強くなった彼女がこんだけ泣くなんて、相当だったんだと思う

そのまま彼女は僕の腕の中で泣き疲れて寝た

明日全部聞こう

と思い、離さず僕も寝た