484. 薬を預けて…… ページ37
及川side
Aちゃんの薬についての推理が進まない。
このままじゃ、この話は夜に持ち越しになる。
練習サボるわけにもいかないしね。
これだけの人数がいて分からないんじゃ、考えてる時間がもったいない。
夜に回してもう一度考えた方が、効率がいい気がする。
俺は、一旦終わりにする提案をしようとした。
その時だった。
黒「なあ、ちょっといいか?」
さっきまで孤爪君と話していた黒尾クンが、口を開いた。
2人で何やら小声で話してたみたいだけど、そのことについてかな?
黒「青城のやつらに聞きたいんだけどさ。2日目の夜に、Aがお前らの部屋いかなかったか?」
2日目の夜といえば、確かAちゃんが岩ちゃんから薬を預けられてて……。
ん?預けて……?
岩「ああ、確かにその日はこっちに来たな。けど、なんでだ?」
黒「それ、來埜崎さんが目撃してたらしい」
黒尾クンの言葉に、俺と岩ちゃんの顔が引き締まる。
嫌な予感が全身を駆け巡った。
黒「研磨が、青城の部屋から出てくるAを見たらしいんだけどよ、その時Aを見てる來埜崎さんも見たんだと」
黒尾クンから聞いて、俺の中で1つの仮説が生まれた。
まさかとは思ったけど……。
及「やっぱり、犯人は來埜崎さんじゃないかな?」
今度は結構自信ありで言ってみた。
及「2日目の夜、なぜAちゃんが青城の部屋に来たのかというと、1週間分の薬を持たせようと思ったからなんだ。その薬を持って俺たちの部屋から出てきたところを見ていたのかもしれない」
そう考えれば、辻褄が合うのだ。
薬を持っていたAを目撃した來埜崎さんなら、Aのバッグに薬が入っているという仮説は簡単にできるから。
296人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
naonao(プロフ) - 続編多くて嬉しいです。応援してます! (2021年10月5日 5時) (レス) id: d20e044f3d (このIDを非表示/違反報告)
なな - めっちゃおもろいです!これからも応援してます!やっぱりり夢小説は、ハイキューだよねー (2020年10月19日 22時) (レス) id: e8db370297 (このIDを非表示/違反報告)
好きな給食はポメラニアン - あと、ログインが勝手に消えてて、再ログインしようとしても無理なんですが、どうすればいいですかね? (2019年9月2日 22時) (レス) id: 942676f078 (このIDを非表示/違反報告)
好きな給食はポメラニアン - ずっとめっちゃ応援しています!あと投稿の一番下で、用事が多いみたいなのでくれぐれもお身体、壊さないでくださいね。 (2019年8月30日 23時) (レス) id: 0a1a50f965 (このIDを非表示/違反報告)
游 - 遅れました、続編おめでとうございます!これで12作目ですねw毎日更新お疲れ様です!頑張ってください! (2019年8月21日 17時) (レス) id: f2ddedb80a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ