89話 ページ47
貴『グスッ』
ロンガ「ナデナデ」
どれくらい泣いていたのだろう
声は枯れ
目は赤く腫れている
それにずっと二人に付いてもらってしまっていた
ずっと………二人が
貴『カァ/////』
顔が火照り始めた
よくよく考えたら恥ずかしくなってきた
本当に何分ぐらい泣いてたんだろ
その間ずっと二人が…?!
ボスッ
ジロ「…?主?」
恥ずかしくなってジロちゃんに抱きついた
グリグリと頭を埋める
…鼻水ついちゃうかも
ジロ「…主 グリグリ」
ジロちゃんも私に頭を埋めグリグリと押し付ける
貴『(何かもう、いいや)』
私はぎゅっとその温かさに身を任せて
何も 何も 考えないようにした
・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚
ロンガ「…落ち着いたか」
コトリとコップを置く
貴『はい。ありがとうございました』
手に取ってみるとそれは温かいココアだった
そのまま口に運ぶ
温かい甘い香り
喉に熱く通っていく
ほぅと息を吐く
こんなにココアは美味しかったのか
ジロ「主これで目を冷やせ
…赤くなっているぞ ニコ」
変身し いわゆる人型の姿で濡れた冷たいタオルを持ってきてくれた
いたせりつくせりとはこのことだろうか
貴『…二人ともありがとうございます』
ジロ「なに、当然のことよ なぁ、友よ?」
ロンガ「…あぁ、そうだな//」
?
貴『…何かロンガさん顔赤くないですか?』
ロンガ「…俺の分も持ってくる」
私の質問を無視しすたすたとキッチンの方へ行ってしまった
貴『?』
ジロ「…あやつも照れておるのだろうな
フッ 慣れないことはするものじゃないな」
貴『??』
すっとジロちゃんは私に手を伸ばし頭を撫でる
その優しさは私にはまだこそばゆい
貴『…』
ジロ「…あやつはああ言ったがわしはいつまでも主を待っておる
わしはどんな事があっても主を信じているのでな」
だから、いつでも頼ってくれ
と私を撫でた
それはもう愛しそうに
私の答えはもう決まっていたのに
何だか恥ずかしくって言葉に出来なかった
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なこむペッパー(プロフ) - Ryoさん» 遅くていつもすみません!!見てくださってありがとうございます!頑張ります!! (2018年7月7日 23時) (レス) id: e3a404bae9 (このIDを非表示/違反報告)
Ryo(プロフ) - 更新頑張ってくださいな(`・ω・)b (2018年7月2日 20時) (レス) id: b823da6549 (このIDを非表示/違反報告)
なこむペッパー(プロフ) - まありなさん» ありがとうございます!!早速やってみました!…出来てますかね?わざわざ教えてくださって本当にありがとうございました!ノロノロ更新ですが、楽しんでいただけると嬉しいです!! (2018年6月30日 16時) (レス) id: e3a404bae9 (このIDを非表示/違反報告)
まありな(プロフ) - URLは各話の文章の上に出てくる地球の様なマークを押したら今までに作った作品(関連付けされている物のみ)が出てくると思うので、その横のこの作品を挿入という所を押してもらったら貼れると思います。 (2018年6月23日 20時) (レス) id: 69e2d78fba (このIDを非表示/違反報告)
なこむペッパー(プロフ) - 大槻涼於さん» えぇ…?!?!?!オホシサマ…。本当にありがとうございます!!更新早く出来るように頑張ります!いつも気長に待って下さってありがとうございます!! (2018年6月13日 19時) (レス) id: e3a404bae9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なこむペッパー | 作成日時:2018年5月6日 13時