28話 ページ28
貴『?』
お婆さんは淡く不思議に光る青い石をくれた
貴『あ、いいですよ。送っただけですから』
?「この石は不思議でねぇ。主人を選ぶんだよ」
貴『はぁ。』
?「さっきからこの子がうるさくてねぇ。
…お年寄りの我儘だと思って受け取ってはくれないかい?」
そう言ってじっと見つめてくるお婆さん
見た目も普通のお婆さんで不思議と警戒できない
そして、そんな言い方をされて受け取れないはずも無く
貴『…ありがとうございます』
?「ニコッそれじゃぁねぇ。
あなたに幸あらんことを」
と決めゼリフのように言ってバスに乗っていってしまった
貴『…(やってしまった)』
訳も分からない所で訳も分からない物を受け取ってしまい、半ば強引に諦めてポケットの中にしまった
貴『…(とても不思議)』
形も歪だし宝石でもなさそうな不思議な光る石
けれど、なんだか昔から持っていたかのような安心感と懐かしい感じがして
手放すには惜しいなと思ってしまった
貴『(ミアさんになんて説明しようかなぁ)』
とそんな事を思いながら戻っていると
ドンッ!!!!
貴『あ、すみませ ?「あぁん?なんだお前!!」』
…
?「どこに目ぇつけとんじゃ己は!」
………顔?
?「てめぇ、なんや?その顔は…!!!」ガシ
あ、ちょっとやばい…!!
??「ゲシッ」 ?「うぉ!!」ドサッ
私の服を強面の人が掴んだ瞬間
いきなり同じぐらいの背丈の男性が強面の人に強烈な蹴りを入れ、強面の人は吹っ飛んでしまった
?1「兄貴!!てんめぇ!よくも!!」
?2「やっちまぇ!」
??「スッ(腕を出す)」
強面の人が吹っ飛んだ後、
横にいた手下みたいな二人と助けてくれた男性が取っ組み合いを始めた
貴『(え、どうなってんの??)』
目の前繰り広げられるケンカとは言い難いほどの戦闘。
ボクシングのように腕をつかい
長い足で相手を蹴散らす
手下みたいな人の行動を先読みしているかのように交わし蹴りを入れ、殴る
貴『(この黒髪の人強い)』
と、まるで観客かのように眺めていると
?「おめぇ。舐めてんじゃねぇぞ
おい。お前らどけ!」
強面の人が叫んだ瞬間
手下は後ろに引き黒髪の人に強面の人が何かを突刺す
貴『…(え、嘘。ナイフ???)』
そう。鋭い先を腰ぐらいに突き刺し勢いよく抜き
?「次はお前じゃ!!!」
貴『え、あ(殺られる…!!)』
ミア「面白そうなことしてるじゃない」
7人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なこむペッパー(プロフ) - KAITOさん» ありがとうございます!!(T^T)更新遅くて申し訳ないのですがこれからもよろしくお願いします!! (2018年5月6日 12時) (レス) id: e3a404bae9 (このIDを非表示/違反報告)
KAITO(プロフ) - いつも応援しております。更新がんばって下さい! (2018年5月2日 18時) (レス) id: 2e93de1953 (このIDを非表示/違反報告)
なこむペッパー(プロフ) - ご指摘ありがとうございます!行間ですね…!もう少し開けてみます!ありがとうございます! (2018年4月4日 22時) (レス) id: e3a404bae9 (このIDを非表示/違反報告)
なこむペッパー(プロフ) - ご指摘感想お願いします! (2018年3月12日 18時) (レス) id: 0c73f9681f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なこむペッパー | 作成日時:2017年1月21日 23時