あ、ども。国見ツインズやってます。【ハイキュー】

じゅうきゅう ページ20

しばらくアンダーとオーバーの感覚を取り戻すためのアップをし、今度はスパイクを打たせてもらう





「じゃあ、お願いします。影山くん」


「うす」


「それからさ、なんでその、敬語みたいなの？日向くんも」


「俺、アンタのことすごいプレーヤーだと思ってるんです！」


「影山がすげぇのにこいつがすげぇって言うやつはこいつよりすげえってことでしょ？？」




二人とも答えになってないよ……

日向くんに関しては何言ってんのかわかんないし




「二人とも一年でしょ？俺も一年だし、タメで行こうよ」


「わ、分かった」


「おうっ！」



「じゃ、改めてお願いします」




気になることもなくなったところで再びお願いする


影山くんは見たところ才能がある……才能ばかりでなくセンスもあり、さらに努力を怠らないときた

こりゃバケモンだわ


まぁ、軽い調節だし肩慣らしと思ってやるか




「おし、いくよ」




声をかけてボールを影山くんの頭上にあげる



うん、やっぱり綺麗だ

そして初めてあげるのに打ちやすい



ﾀﾞｧﾝｯ




「うん、悪くない」


「やっぱすげぇ」




感覚は悪くない

日向くんがなんか生まれたての小鹿みたいになってる。ウケる

真横に打ったからかな、ごめん




「お、おま、」


「落ち着けよ日向くん」


「今スローに見えたっ！」


「上手い選手はそう見えるんだ。お前にはまだまだ程遠いな」


「なんだとっ！？」




喧嘩が始まったんだけど、どうすればいいのこれ

後にしてくれ頼む




「まぁまぁ、とりあえずもうちょっと俺のアップ手伝ってよ」


「「おう」」


「お前はもうちょっと国見のフォーム見て学べ！あとレシーブして返すくらいしろよド下手くそ」


「〜っ！見てろよ！全部拾ってやるからな！！」








.








少しして、二人にありがとうと言い最終調整に入る

調整といってもボールを触りながらストレッチをするのが主だが



すると再び及川さんが来て




「そろそろ始まるよ〜！あんまり人がいるとAくんのこと見れないから4vs4にしたけどよかった？」


「大丈夫です」


「チームは、俺・まっつん・Aくん・金田一！相手は、岩ちゃん・マッキー・矢巾・国見ちゃんだよ！」


「及川さんやっぱりおんなじチームだったんすね」


「うん！超お願いした！」


「知ってます。見てました」







さぁ、そろそろ始まる

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