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第45話─悔しい─ ページ46

私は、起きて早々、痛い腕を持ち上げて首領室に向かった。そして、首領室にノックをして、私は真っ先に入る。


「失礼します」


森「エリスちゃん!!!お願いだからァ〜これ着てよぉ〜」

エリス「嫌よ!!絶対に嫌!!!」


森「ねぇ〜エリスちゃぁぁんん!!!」


朝っぱらから私の怒りを呼び起こす人だ。私はその光景に呆れつつ、怒りを覚えながら何とか冷静でいた。


そして、その光景をしばらく見ていても、止まりそうな気配がない、てか私に気づいてないので、態とらしいが。


「ん"ん"ッッ!!!」


唸るような声をすると、こっちに向いて、私はじろりと睨んでいた。


森「エリスちゃん、少し向こうで待っててくれるかな?」

エリス「もう、知らない!!!」


効果音が着くようにパタパタと行ってしまった。そして、首領は椅子に座り直し、私を見て微笑んでいた。


森「朝からそんな殺意を滲ませていては私も怖いよ」

「殺意など籠らせておりません」


森「まぁいい、要件はなんだね?」

「何故、私が女だと知っていながらその事を態々中原幹部に云ったのですかっ!!」



気がつけば私は声を荒らげていた。


それでも森鴎外は動じず。

私を見据えていた、


森「おや、君女だったのかい?」


「っ、!!?首領・・・・・・あんまりです、態々佐藤幸介を私と会わせたのも、私はもう用済みだからですか?」


森「違うね、」


「じゃあどうして!!!」


森「良いかい?よく聞くといい、私が君を此処に置くのは君が有能だからだ」


「利益のためですか?」


森「そうだよ、利益がなければ生きることは難しい」

「なら、話を変えましょう、利益のある私だとしても何故、遠回しに私に手を下したのですか?貴方がやっているのは先代の首領と一緒だ・・・・・・」



「私を殺そうとした」



森鴎外は、私を見つめながら、何処か嗤っていた。嘲笑うように。



森「君も私に楯突くというのかね?」



その言葉に、私は孤独を感じた。本音を云っても私は敵を作るだけ。自分がなぜ生きてきたなんて知らない。




「私は唯、幸せに暮らしたいだけなのに」


俯いて、堪えていた涙が、溜まってきて悔しくてこらえても、視界がどんどん水の中にいるようにボヤけて来た。


森「A君、否、A・・・」


急に優しい声に、久しぶりに呼ばれた呼び捨てに私は俯いてた顔を上げた。


森「君は女なんだよ」

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うり太郎(プロフ) - まだ設定しか読んでいないのですが、純粋に異能力多すぎでは・・・?ただ思っただけなので、特に気に止めて頂かなくて結構です。 (2021年11月14日 21時) (レス) @page1 id: ccbe99882f (このIDを非表示/違反報告)
華紅薇(プロフ) - ともさん» ともさん!!コメントありがとうございます!一気に読んでくださったんですか!ありがとうございます(*^^*) (2021年9月6日 18時) (レス) id: b469182880 (このIDを非表示/違反報告)
とも - おもしろくて一気に読みました!更新楽しみにしてます!! (2021年9月6日 0時) (レス) id: 17c26d4027 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:魚Aya | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/maasasr/  
作成日時:2021年8月14日 0時

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