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今私にできること ページ17

「倒れてる奴も早く手当てしないと」

レオリオがそう言ったので視線を倒れている人に移す

そこには右の胸あたりが血で汚れていた

「きゃあああああああああああ」

そう叫んだつもりが恐怖で声がでていなかった

その隙にキリコは女の人を抱えたまま外に逃げ出した

「つ、妻を……妻を、助けて……くれ」

倒れていた男性がキリコが逃げた方向に手を伸ばしながら苦しそうに言った

レオリオはその男性のもとに駆け付け応急処置をする

クラピカは持っていた鞄を床に置き

「レオリオ! けが人を頼む」

と言ってゴンと共にキリコを追いかけていった

「任せろ!」

レオリオはクラピカにそう言いすぐに男性の手当てに戻った

私はゴンとクラピカが出て行った窓を呆然と見つめる

しかしこんなことでは何も解決しない

せっかくここまできたのにただお荷物で終わるなんてごめんだ

でも足は言うことを聞いてくれなかった

いままで静かに暮らしていた私には衝撃が強すぎたのだ

「A! しっかりしろよおい! お前もハンター目指してんだろ!? なら今出来ることを全力でやれ!」

レオリオのその言葉にハッとした

そうだ、私にだって今出来ることくらいあるはずだ

今の状況をみて私にできることと言ったら

「チッ……血が止まんねぇ」

そう言いながらレオリオは包帯を巻いている

その言葉を聞いて外に駆け出した

「あっ! おい!」

私は夜目があんまり効かないけど

でもそんなこと言ってられる状況でもない

集中しろ……! 集中しろ……!

こんな時だからかいつもより周りの景色がよく見えていた

確かここらへんにあるはず

「あった!」

そこにはちょこんと可愛らしく咲いている花があった

私はそれを根ごととりさっきの家に走って戻った

さっきの家につくとレオリオは私にすぐ気づいてくれた

「あってめぇ……勝手にいなくなったら心配するだろうがよ!」

どうやら物凄く心配してくれたみたいだった

しかし今はそんなことどうだっていい

「レオリオ! 薬草! 傷によく効く薬草!」

必死過ぎてまるで幼子のような口調になってしまったが

とにかく男性の血を止まらせないと

レオリオはそれを察して私の持っていた薬草を手に取ると

まるで医者のような的確かつ素早く手当てし始めた

手当てが終わると男性の血は止まったのだろうか

顔色もよくなってきたと思う

私はとりあえず男性が助かったことにほっとしてその場に座った

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コップ娘(プロフ) - Skinさん» いえいえ。そんな大層なことじゃないですよ〜。これからも、頑張ってくださいね!応援してます! (2018年1月25日 22時) (レス) id: 2eb1e6ecfa (このIDを非表示/違反報告)
Skin(プロフ) - ありがとうございます!コップ娘さんにそう言って頂けると自身ついちゃいます( ̄^ ̄) (2018年1月25日 22時) (レス) id: 6e41698a9d (このIDを非表示/違反報告)
コップ娘(プロフ) - 設定も物語も面白くて……ごめんなさい文才ないんでうまく言えませんが、とても面白いです! (2018年1月22日 23時) (レス) id: 2eb1e6ecfa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Skin | 作成日時:2018年1月14日 16時

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