浅はかな判断 ページ14
さっきの男性が道を通れたってことは
それってつまりさっきのが正解だったっていうのではないだろうか
そんな私の考えは置いてけぼりに
金髪の人は話始める
「意味良くも、さっき君が言った通りだ」
さっきこの人が言っていたこと……？
＿＿正解なんて言葉でくくれるもんじゃねえだろ！
そうか……！
正解なんてそもそもないんだ
「そう……このクイズに正解なんてものはない。しかし、答えは一か二でしか言えないルールだ。つまり答えられない、沈黙しかないんだ」
「しかし、さっきの野郎は……」
「正解とは言っていない。通れと、言っただけだ。つまり、こっちの道は正しい道ではない……そうだろう？」
そこまで聞いてようやく私の頭でも追いつく事ができた
失格だと思っていたのに実は合格だったと知りホッとした
これで失格したらもう二度とハンター試験を受けないつもりだったから
少しだけ、勇気をだしてよかったと思った
「その通り」
おばあさんは少しニヤッと笑って席を立った
そしてすぐ横にある茶色い大きな扉に近づいて
「正しい道はこっちだよ」
と言うとマスクを被った人がその扉を開いた
「一本道だ、二時間歩けば頂上につく」
私は中を覗き込むと遠くに小さな光が見えた
きっと出口なのだろう
おばあさんが二時間と言っていたのを聞く限り
トンネルの先にもまだまだ道は続いているのだろう
ヒールを履いてこなくてよかった
まあヒールの靴なんて持っていないのだが
スーツの男性は
「なんだ、そういうことだったのか」
と、完全に毒気が抜けている様子だった
「その一本杉の下の山小屋に住む夫婦はナビゲーターをやっている。彼らのう眼鏡にかなえば試験会場まで案内してくれるだろう」
つまりここから先は杉の木まで一直線に行けばあとはナビゲーターが案内してくれるのか
てことは私は無事ハンター試験の会場に行くことができるのだ
まさか本当に行けるなんて本気で思っていなかったからすごく嬉しかった
スーツを着た男性は持っていた木の棒を落とすと
「ばあさん。悪かった、手荒な真似をして」
素直におばあさんに謝った
「なぁに構わんよ。お前みたいなやつに会いたくてやっている仕事さ」
「えっ」
「頑張って、いいハンターになりな」
少し前まで二人のことを少し怖いと思っていたけど
二人とも、すごくいい人で
すごく優しかった
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コップ娘(プロフ) - Skinさん» いえいえ。そんな大層なことじゃないですよ〜。これからも、頑張ってくださいね！応援してます！ (2018年1月25日 22時) (
レス) id: 2eb1e6ecfa (このIDを非表示/違反報告)
Skin(プロフ) - ありがとうございます！コップ娘さんにそう言って頂けると自身ついちゃいます(￣^￣) (2018年1月25日 22時) (レス) id: 6e41698a9d (このIDを非表示/違反報告)
コップ娘(プロフ) - 設定も物語も面白くて……ごめんなさい文才ないんでうまく言えませんが、とても面白いです！ (2018年1月22日 23時) (レス) id: 2eb1e6ecfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Skin | 作成日時：2018年1月14日 16時
