【HQ】お……女じゃねえからな！_2

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「あっ！英見っけ！！」


大声を上げて、指を指した


驚いてこちらを振り返る英

珍しく目がちゃんと開いている


けど、直ぐに面倒くさいとでも言いたげな表情になった

いつもの英だ


「……うるさいんだけど？」


そんな英とは真逆に私はにっこにこ笑顔だろう


「ありがとう、英」


私なりの、満面の笑顔でお礼を言った
けれど英は止まってしまった

少しも動かなくなった


「ん？英？大丈夫？」


目の前で手をヒラヒラと振って見せる


「 ＿＿＿＿＿＿＿好き なんだけど」


私の時間が止まるのは簡単な事だった

目の前に居るのは英で間違いない


けれど、今、なんて言った？


「え？あ、ああ、友達として？急なデレ期？」


「違う」


いつもより、ハッキリと言葉を発する英
余計に私を混乱させた


え、男同士で？
申し訳無さ過ぎない？
私、どうしたらいいの？


「だ、大親友的な？」


上手く笑えてるかな、私


「俺、知ってるよ」


「……何を？」


「Aのこと」


私の何を知ってるのか聞いてるんだけど


「薄々勘付いてたけど、さっき、持ち上げたときに確信に変わった」


持ち上げた……
運んでくれた時か

気づかれてた……って、え？マジで？


体の何処か触られちゃった？

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