【HQ】まるで白雪姫。【黒尾鉄朗】 (ページ20)

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でも本当にどうしよう…

と悩んでいたら携帯が鳴る

…黒尾だ、

「もしもし？」

黒尾「もしもし、今どこ？」

「銭湯」

黒尾「え、あ、わり、切るわ」

電話の向こうで黒尾は動揺していた

「ちょ、何で…？」

黒尾「……想像するだろ、お前の裸」

「この馬鹿」

黒尾「んじゃ、銭湯行ったら1回音駒部屋来れるか？」

「あ、えーと…今ですね…ちょっと事情があって銭湯出られなくて…」

黒尾「どうした？」

「服、取られた。多分妃海に」

黒尾「また妃海かよ」

「…黒尾に言っても仕方なかったね、すぐ解決して向かうから」

黒尾「おー待て待て」

「何？」

黒尾「とりあえず俺の予備の服持っていくから待ってろ」

「えっ」

黒尾「じゃ」

切れた…

黒尾の服…か、大きそうだなぁ

ていうかこの格好見られるかもしれない、どうしよう

「何か隠す物……あ、タオル…」

下着の上からタオルを巻き、黒尾を待った

黒尾「A、来たぞ」

入口の向こうから黒尾の声がした

「あ、う、うん…」

黒尾「ほら」

と、黒尾は入口を少し開け服だけ差し出した

「……入らないんだ」

黒尾「お前が裸だったらだめだろ」

「…そっか」

意外と紳士な部分もあるんだな、と驚く

…やっぱり大きい。黒尾の匂いがする

「…着替え終わった、よ」

入口を開けて、黒尾にそう言う

黒尾「いわゆる彼シャツ？」

「な、何言ってんの…」

わかりやすく動揺してしまう

黒尾「冗談だから顔赤くしないで貰えますかね。」

…折角来てくれて服まで貸してくれたんだ、お礼ぐらいちゃんと言わないと

「………色々、ありがとう」

黒尾「おう、どういたしまして」

と、黒尾はﾆｯと笑った

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ここまでリメイク中