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高専に戻った私は恵に呼ばれて悠仁の部屋にいた。
虎杖「思ったこと言っていい?」
『うん。どーぞ』
虎杖「輪禍って苗字すげぇよな。聞いたことねーもん」
伏黒「おい虎杖。輪禍に絶対言いたいことってそれか?」
虎杖「そーだけど」
伏黒「お前な…輪禍だって暇じゃねぇんだぞ」
呆れたように言う恵と“どうしても聞きたかったんだよ!”と言う悠仁。
こうやって楽しく話すの好きなんだよなぁ。
昔も暇な時間があったらこうして誰かの部屋に集まって話したり、桃鉄したりしてたっけ。
『恵ちゃんったら普段は冷たい癖にこういう時だけ優しーよね。惚れちゃう』
伏黒「虎杖。輪禍連れて何処行ってもいいぞ。コイツが疲れようが俺には関係ないしな」
『掌返すの早いんだけど』
虎杖「…そういえば明日四人目の一年生迎えに行くって先生が言ってたけど、輪禍は知ってた?」
『初耳です』
あの野郎…せめてメールするとかLI◯Eするとかしろってんだよ。
昔っから言ってるのに何故直らない…?
これが任務の話とかだったら十回は殴りに行ってるね。
全部無限で防がれるだろうけど、私は諦めないから。
『女の子かなぁ、男の子かなぁ。女の子だったら男女比丁度良くなるよね』
伏黒「…まぁ多分性格には何かしら問題あるんだろうな」
虎杖「え?なんでそんなこと分かんの?」
伏黒「輪禍とか五条先生見てたら分かるだろ。呪術師にはまともな奴が少ない」
『それ言ったら恵もまともじゃないから〜』
伏黒「は?俺のどこがまともじゃないんだよ」
そんなの決まっている。
『髪型』
伏黒「……」
『痛い!!頬思いっきり引っ張るの辞めてください!』
私の頬は餅でもチーズでもないんだから引っ張り過ぎたら千切れる。絶対千切れるから。
虎杖「うわ、伏黒女子虐めるとかひでー」
伏黒「あ"ぁ?」
『悠仁の言う通り!そんなんじゃ女子にモテないぞ〜』
伏黒「大きなお世話だ!!つーか虎杖!お前はさっきから俺の髪を突くな!!」
虎杖「どうなってんのかなぁって思ってさー?好奇心って大事じゃん」
伏黒「変なところで好奇心出すなよ!」
なんて会話は暫く続き、悠仁の部屋から自室に戻ったのは、日付が変わる数分前だった。
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緋雪(プロフ) - 大好き過ぎて定期的に見てます泣泣泣 (2023年3月30日 3時) (レス) @page32 id: 44bf006712 (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 刹葉さんの作品大好きです!!以前のぶりっ子のお話もとっても好きでしたが、今回のお話の五条先生もとっても好きでした!! (2022年2月10日 18時) (レス) @page32 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
jyjy - ガチ泣きしました…… すっかり作者様のファンです! (2022年1月29日 19時) (レス) @page32 id: 2ce4079fbc (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - めちゃくちゃ泣きました…。感動しすぎて。作者様は本当に神ですね。どの作品も本当に面白いです!これからも頑張ってください! (2021年7月21日 3時) (レス) id: d69ff754f7 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 泣いてしまいました…! 続編が欲しいと思うのは私だけではないはず! (2021年3月21日 18時) (レス) id: 2fea210edb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹葉 | 作者ホームページ:http://mobile.twitter.com/fall_0613
作成日時:2021年2月23日 13時