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＿＿＿＿
その後、彼女は結婚の話を断ったと万事屋の野郎から聞いた
そして俺はあの後、離婚届を出した。もう俺と彼女の関係を繋ぐものは無くなった
「(...つーか、)」
彼女はいったい今、俺をどう思ってるんだろうか。俺は彼女に好きだと伝えたが、あの時、彼女は何も返事をしなかった
「(きっともう、俺のことなんて＿＿)」
見廻り中、正面から見覚えのある奴等が歩いて来るのが見えた。..それは万事屋の野郎と彼女、
特に声をかけることなく、俺はそのまますれ違うつもりだった。だが、何かが俺の服の裾を引っ張ってるようで
振りかえるとそこには彼女がいた
「あの、...十四郎さん、その...こ、こんにちは」
なぜかぎこちなく挨拶をする彼女にとりあえず「おう、」とだけ返事を返す。それから彼女は続けて
「こ、今度、夏祭りがあるみたいなんですけど...よかったらその、一緒にどうかなって...」
俺はしばらく黙ったままで彼女を見つめる。すると彼女は視線をおとして、
「..やっぱり忙しいですよね...なんかすいません、誘ったりして＿＿」
「いや、都合つけば行けるが...それより、それは期待してもいいってことか？」
「...離婚届はもう出した、俺達は夫婦じゃない。だから、俺としては今度はちゃんと段階踏んでいきたいと思ってる、...つまりその、アレだ、」
以前はいきなりの結婚でお互いをよく知らないままでいた。けど、今は違う。知ったからこそ、俺は彼女と＿＿
...なんだか言うのが照れくさく、俺が中々言えないでいると彼女が
「それはその...恋人、にはなれるんですよね...それなら私は十四郎さんと、その＿＿」
彼女も俺と同様、その後の言葉が出てこず、ただ顔を蒸気させ口をぱくぱくとさせている
するとそんな俺達の間に、先程から空気となりかけていた万事屋が入り込んできて
「さっさと付き合ってほしい、って言えよお前ら！！見てるこっちがもどかしいんだよ、焦れったいわ！！！」
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aoo - 面白かったです。私も小説投稿してるから参考にしよーっと。完結お疲れ様でした。 (2020年3月1日 14時) (
レス) id: f91ea9aee4 (このIDを非表示/違反報告)
巴 - もどかしいと言うかストイックと言うか、そんな所が土方さんらしいですね。 (2019年7月21日 23時) (レス) id: 5637175f26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｼｵﾝ | 作成日時：2019年6月8日 22時
