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あれから数日が立った日だった、









「アイツ..梓の奴、結婚するってよ」









休憩がてらに寄った茶屋で万事屋と遭遇。席を外そうと立ちあがり行こうとしたが、万事屋のそんな言葉が俺の足を止めた









「アイツのストーカー?してるお偉いさんとこの求婚受けるってよ。...俺ンとこでずっと世話になってるのも悪いし、早く次に進まなきゃとかなんとか...」









そういった後、万事屋は俺にチラリと目線を向け









「お前..いいのかそれで、」









「..いいんじゃねェか、アイツが選んだことだろ。俺がとやかく言う筋合いはねェよ」









「お前、なんか勘違いしてねェか。..お前はアイツのため思って突き放したのかもしれねェが、それは本当にアイツの為になってんのか?...それにお前、本当はアイツに充分惚れてんだろ、...だったら突き放す必要なんて__」









「...彼女が俺といて幸せになれると思うか?俺と一緒になるよりだったらどっか他の男と所帯もって、人並みの幸せつかんでほしいんだよ。」









そういうと万事屋は立ち上がり、俺をまっすぐ見て









「何勝手なこと言ってやがる、..アイツの一番の幸せはお前といることなんじゃねぇか。第三者の俺から見てもンな事わかりきってンだよ、お前はそれがわかんねェのか?」









「アイツはいつでもお前の事想ってた、..お前はそんな彼女の気持ち見て見ぬフリして、お前がただ単に思う彼女の幸せを彼女に押し付けてるだけだろ。お前の考える彼女にとっての幸せが本当のアイツの幸せだと思うな」









俺はそんな野郎の言葉に何も言い返せず、黙ったままでいた。すると万事屋が









「それにお前、『俺にはもう関係ない』..みてェな感じ出してっけど全然関係あるだろ。__なァ、元旦那...いや、今も籍入ってるよなお前ら、」









万事屋は懐から折り畳まれた紙を取りだし、それを開いてヒラヒラと俺に見せつける









「お前っ..それどこで、..!?」









それは未提出の俺と彼女の離婚届だった

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aoo - 面白かったです。私も小説投稿してるから参考にしよーっと。完結お疲れ様でした。 (2020年3月1日 14時) (レス) id: f91ea9aee4 (このIDを非表示/違反報告)
- もどかしいと言うかストイックと言うか、そんな所が土方さんらしいですね。 (2019年7月21日 23時) (レス) id: 5637175f26 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シオン | 作成日時:2019年6月8日 22時

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