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その言葉を聞いて、どこか自分の本心が見抜かれたような気になってしまい









「は...、いや、別に俺はそういうんじゃ__」









どこか焦る俺を見て、彼女は柔らかく微笑んで









「分かってます、..十四郎さんがそういうつもりで渡した訳じゃないってことくらい....お花、ありがとうございます」









..違う、俺は本当はもう気づいている。彼女に対する今になって沸き上がってきた感情を、









「なァ、..俺は本当は__」









彼女に触れようとしたときだった。俺の言葉を遮るようにして、辺りに何か爆発音のような音が聞こえた。









仕事柄、こういう事態になると俺の足は現場へと向かおうとする。彼女に背を向け、音がした方にいくと既に人だかりが。思った通り、爆弾が爆発したようで。









「(ったく...どこのどいつの仕業だ?)」









そんなことを思いながら、まだ犯人が近くにいるのではないかと思い辺りを見回すと、今度は何かもめてるような声が聞こえて。その声は先程、俺がいた辺りの所から__









「やっ...ちょ、離して下さい..!」









「騒ぐな、いいから大人しくついてこい!」









それは彼女の声だった。駆け付けると何やら見知らぬ男ともめていて、強引にその男のものだと思われる車の中へ連れ込まれる彼女の姿が目に入った。









「おいてめェ、何して__」









するといつの間にか俺の周りには刀を持ち、俺にそれを向ける野郎共がいて。









相手をしている暇なんかないと言うのに、..恐らくあの男の部下だろう。ソイツらの相手をしているうちに彼女を連れ込んだ車は動きだし









「...ッ、待ちやがれ!」









追いかけようとするも俺を狙う野郎共の剣が邪魔で仕方ない。すると、野郎目掛けてどこからか木刀が飛んできて









木刀が飛んできた方に目線をやるとそこにいたのはやはりアイツ...万事屋だった









「なんか大変な事になってるみてェだな、手貸してやろうか?」

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aoo - 面白かったです。私も小説投稿してるから参考にしよーっと。完結お疲れ様でした。 (2020年3月1日 14時) (レス) id: f91ea9aee4 (このIDを非表示/違反報告)
- もどかしいと言うかストイックと言うか、そんな所が土方さんらしいですね。 (2019年7月21日 23時) (レス) id: 5637175f26 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シオン | 作成日時:2019年6月8日 22時

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