検索窓
今日:17 hit、昨日:1 hit、合計:81,249 hit

37 ページ37

___









「...って、なんでてめェらも居るんだよ」









レストランに入ったものの、なぜか俺の迎えには次々と注文をしていく万事屋と出されたモノを物凄い勢いで食べる、先程合流したチャイナ娘。









「いやだって、土方クンがご馳走してくれるっていうからよ...神楽、どんどん食べていっていーぞ。土方クンの奢りだしな、ってことでお姉さーんパフェ頼むわ」









支払い全部俺に押し付ける気かよ、このクソ天パ!別に俺はコイツらを誘った訳じゃ...、









そんなことを思いながら隣に座る彼女にちらりと目線をやる。彼女はなんだか楽しそうに見えて、









「(...まァ、コイツが楽しそうならいいか。)」









____









食事を終え店を出ると、チャイナ娘が









「トシ!次は私、アレ食べたいネ!」









「おー、いいな。奢れよ税金ドロボー」









「..おい、俺はお前らの財布じゃねーんだよ。食いたきゃ自分で買いやがれ」









そんな言い合いをしていると、いつの間にか彼女の姿がなくなっていて









辺りを見渡すと、すぐそこの花屋に彼女の姿があった。俺は彼女の元へと行き









「...何見てんだ?」









そう声をかけると彼女は一輪の花を指差して









「この花..胡蝶蘭っていうんですけど昔、私の実の母がよく私にくれたもので...」









そういってどこか寂しげな目でピンク色のその花を見つめる彼女。俺は近くにいた店員に









「おい、これ貰う。いくらだ、」









そういってその花を買い、包装したものを彼女に差し出す









「...やる、」









彼女は一瞬驚いたような顔をしたが、すぐに嬉しそうに花を受け取り頬笑む









すると、店員が声をかけてきて









「...ちなみにこのピンクの胡蝶蘭の花言葉はご存じですか?花言葉は__」









「『 貴方を愛しています 』」

38→←36



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (106 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
158人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 土方十四郎
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

aoo - 面白かったです。私も小説投稿してるから参考にしよーっと。完結お疲れ様でした。 (2020年3月1日 14時) (レス) id: f91ea9aee4 (このIDを非表示/違反報告)
- もどかしいと言うかストイックと言うか、そんな所が土方さんらしいですね。 (2019年7月21日 23時) (レス) id: 5637175f26 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:シオン | 作成日時:2019年6月8日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。