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その日の夜、気晴らしに行きつけの居酒屋へと足を運ぶと
「おっ、土方クンじゃん。」
「(最悪だ、...)」
見覚えのある銀髪天パ野郎。しかも既にもう酔いがまわってやがる...奴がいるカウンター席からわざと隙間を開け、離れて座る。しかし、
「土方クン、何頼むの〜?やっぱりあれか、犬のエサとか?」
「うるせェ、つか寄るな」
酔っぱらいに絡まれ、仕事で疲れてるってのにますます気が滅入る。しかも野郎は聞いてもないことをべらべらと話始める
「(早めに済ませて行くか...)」
そんなことを思っていると、野郎の口から
「あ、..そういえば梓のやつ、今俺んとこにいるんだけどよ....アイツ、凄ェいい女だな。料理うまいわ気きくわ...」
彼女の名前を出す万事屋。...やっぱりアイツ、今コイツのとこにいんのか...
「お前、もったいねェことしたな。あんないい女、中々出会えねーよ?俺、籍入れちゃおっかな〜」
そんな冗談か本気かよくわからねぇ事をいう酔っぱらいはその後、寝てしまい店の親父に頼まれ、仕方なく酔い潰れた奴を万事屋まで運ぶ...というか引きずる
万事屋につき、インターホンを鳴らす。するとすぐに戸が開いて、
「あ..、十四郎さん...こんばんは、」
俺を見て一瞬、驚いたような顔をしたが礼儀正しく挨拶をする彼女
「おう、...コイツ届けに来た。それと..久しぶり、だな...」
あんな別れ方になってしまったこともあり、どう話していいかいまいち分からずぎこちなくなってしまう。
すると、そんな中、目が覚めたが意識がうっすらとしている酔っぱらいの万事屋が
「ん...梓チャン、今日も可愛い__」
そういってアイツに抱きつき...って、は?
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aoo - 面白かったです。私も小説投稿してるから参考にしよーっと。完結お疲れ様でした。 (2020年3月1日 14時) (レス) id: f91ea9aee4 (このIDを非表示/違反報告)
巴 - もどかしいと言うかストイックと言うか、そんな所が土方さんらしいですね。 (2019年7月21日 23時) (レス) id: 5637175f26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シオン | 作成日時:2019年6月8日 22時